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2003年8月27日に、火星が地球に大接近します。大接近と言っても地球までの距離が5576万キロぐらいに近づくだけで、 ぶつかりそうなほど近づくわけではありませんが、火星を観察するには絶好のチャンスです。
肉眼では小さな点にしか見えないので、天体望遠鏡を使って観察してみましょう。
火星の見ごろは、10月ごろまで続きます。
火星は、地球の1つ外側の軌道(きどう)を回っている太陽系(たいようけい)の惑星(わくせい)です。
地球は太陽を中心に、その周りをほぼ丸い円を描いて回っていますが、火星は中心がずれた楕円形を描きながら回っているために、 地球に近づいたり遠ざかったりしています。
火星は2年2ヶ月ごとに地球に接近する小接近、15年から17年ごとに更に接近する大接近をくり返しています。 この他に、79年ごとにも更に良い条件の大接近があり、研究者によれば今回の大接近が5万7千年に1度の非常に条件の良い大接近
であるという報告もあり、一生に一度しか見ることができない貴重な天体ショーになっています。

7月に入ったあたりから、火星は地球から見える大きさが少しずつ大きくなり、明るくなってきます。 最接近の8月27日以降は少しずつ小さくなり、2〜3ヶ月かけていろいろな変化を見せてくれます。
下の図は火星の見かけの大きさの変化をあらわしています。大きさだけでなく明るさも変化し、 8月27日頃にはマイナス3等星ほどの明るさになります。
夏休みになったら、肉眼や天体望遠鏡を使って観察して、その変化をスケッチしてみましょう。 条件が良ければ、小型の天体望遠鏡でも火星の表面の模様などを見ることができると言われています。
夏の夜に、ご家族やカップル、お友達と一緒に、すばらしい天体ショーを観測してみてはいかがでしょうか。
火星は、7月〜10月にかけて、みずがめ座のあたりに輝いて見えます。 8月の夜の8時頃から南東の空にのぼってくるひときわ明るい星が火星です。星座早見版などを使って、火星を探してみてください。
(月日が進むにつれ、火星の位置は、みずがめ座の中を移動していきます。)
はじめてだから気軽に見てみたい
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じっくり観察してみたい
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9月9日の夜は火星と月の見掛けの位置が近づいて、並んで見えるようになります。 中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)を前にほぼ満月に近い月と、明るく輝く火星を一度に見ることができます。
肉眼か、低倍率にした天体望遠鏡で観察してみてください。
(9月10日更新)
最も接近したタイミングはのがしてしまいましたが、火星と月のランデブーを天体望遠鏡RXA780とデジタルカメラを使って撮影してみました(右写真)。
満月は大変明るいので、天体望遠鏡で見る時にはかならずムーンフィルターを付けましょう。

うすい雲がかかっていましたが、天体望遠鏡RXA580で火星を観測しました。
この天体望遠鏡は焦点距離(しょうてんきょり)が900mmあるため、3倍バーローレンズと組み合わせると最高倍率675倍で観察できます。さっそく、675倍にチャレンジ!
有効径(ゆうこうけい)が小さめなので、暗くて観測は難しいと予想していたのですが、ピント合わせが難しいものの、迫力ある火星の姿をとらえました。
あらためて、火星の明るさを実感させられました。この時の火星はもようにあまり特徴がなく、南極冠(なんきょくかん)もかなり小さくなっていました。見るたびに表情がちがうのは、火星の自転(じてん)と季節変化によるものです。ぜひ、定期的に観察してみてください。
高倍率で観察する場合、数秒もしないうちに火星が視野の外に出ていってしまうので、追尾ができる赤道儀(せきどうぎ)は必須です。
27日はお天気に恵まれず、関東ではほとんど火星を観ることができませんでした。 各地の天文台などで観測会が催され、大きな天体望遠鏡で火星を観た方も多いのではないでしょうか。 まだまだ火星観測のチャンスは続きますので、ぜひ、ご自分の天体望遠鏡で火星観測にチャレンジしてみてください。

(2003/8/23 0:30観測)
久しぶり晴れたので、天体望遠鏡RXA780で火星を観測しました。
火星がこんなに明るく大きく見えるのは感動の一言です。RXA780は有効径(ゆうこうけい)が114mmと大きいため分解能(ぶんかいのう)が高く、火星のもようをかなりハッキリと確認することができました。
125倍(アイピースSR4mm)に2倍バーローレンズを付けて250倍で観察しました。
ピント合わせに少し慣れが必要ですが、火星のもようと南極冠(なんきょくかん)が良く見えます。
8月8日に観察した時より南極冠が少し小さくなったようです。
長時間の観察には赤道儀(せきどうぎ)はたんへん便利です。かなりの速さで動いていってしまう火星を、1つのハンドルを回すだけで1時間ちかくも追いかけてくれたので、じっくりと火星を観察することができました。
この夏は、夜晴れることが少なく、なかなか火星を観ることができません。 みなさんがお住いの地域ではいかがですか?27日に最接近となるため、 27日に見なければいけないと思っているかたも多いようですが、 前後1週間ほどは見かけの大きさや明るさはほとんど変わらないので、晴れたら迷わず天体望遠鏡で観察しましょう。 27日を過ぎても9月末ごろまでは十分な大きさで見えますので、27日にこだわらず気長に火星の変化を楽しみましょう。
火星の話題ではありませんが、8月12日〜13日にペルセウス座流星群が極大(きょくだい)をむかえます。
この時期は、ペルセウス座のあたりを中心に流星を見ることができ、極大のころにもっとも多くの流星が観測されます。
流星とは、彗星(すいせい)が残していった小さなチリの中に地球が入り、チリが地球の大気(たいき)との摩擦(まさつ)
で光る現象(げんしょう)です。流星が見えるのは、ほんの一瞬(いっしゅん)のできごとですが、
20年以上毎年見ていてもワクワクするものです。
火星を観測しているときに、流星に出会えるかもしれませんね。

(2003/8/7 11:30観測)
台風が来る前に天体望遠鏡RXA300で火星を観測しました。
風が強かったので、望遠鏡がゆれて観測にはあまり良い条件ではありませんでしたが、火星の南極冠を見ることができました。
火星も地球と同じように南極が氷でおおわれていて、季節によってその大きさが変わります。
56倍(アイピースH12.5mm)でも、小さいながら白くかがやく南極冠が見えました。
175倍(アイピースSR4mm)で見れば、南極冠の大きさも分かります。
火星の模様(もよう)ははっきりしませんが、南極冠が白くかがやいてとってもきれいでした。
これから火星は、8月27日に向けてさらに大きく明るくなってきます。月と並んで見えるようになるので、夏の夜空を美しく演出(えんしゅつ)してくれることでしょう。天気だけが心配です。
スタディスタイルでも、天体望遠鏡RXA300とRXA780を使って7月から火星の観測を続けていますが、
今年は梅雨(つゆ)が長く、なかなか観測できる日がありませんでした。それでも、7月中旬は月と火星がならんで光っていて、
すばらしい光景(こうけい)でした。8月に入り梅雨もあけ、夜の8時をすぎれば南東から南の空に、
ひときわ明るく光る火星を見つけることができます。このころの火星は、マイナス2.5等(星の明るさ)もの明るさになっています。
天体望遠鏡で見ると、40〜60倍でも火星がまわりの星とくらべ、かなり大きく明るいことがわかります。
120〜170倍もあれば、火星の表面の模様(もよう)を見ることができます。
倍率を高くすると火星などの天体がかなりの速さで動いていることが良くわかります。
あっという間に望遠鏡で見ている範囲(はんい)から出ていってしまいます。
ゆっくり観察するには、赤道儀(せきどうぎ)式の天体望遠鏡が便利ですね。
はじめて星をみるかたは、40〜60倍程度でみるのが良いと思います。