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2008年は、2月に衝となる土星の観測に最適。土星の環を見てみよう!8月には部分月食を見ることができ、昨夏に打ち上げられた日本の月探査機「かぐや」の観測結果にも注目。
ここでは、月の話題も交え、今年1年で観測しやすくなる順に各惑星をご紹介していきます。土星や木星、金星、火星の美しいすがたを、ぜひ、天体望遠鏡でご覧ください。
みなさんが良く知っている「月」は、地球の回りを回る衛星(えいせい)と呼ばれる天体です。月は、私たちにとってもっとも身近な天体ですが、実は分からないこともたくさんあります。
日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2007年の夏に、月探査機「かぐや」を打ち上げました。「かぐや」は、ハイビジョンカメラで撮影した様々な月の映像や月から見た地球の映像を送ってきています。月からの映像をご家庭のテレビでも観られるなんて、わくわくしますね。
今年は、月の表面や内部構造を様々なセンサーを使って調べたり、様々な観測結果をもとに、月の起源を解明したり、月面基地の建設などに役立てていきます。これからの日本の宇宙開発が楽しみです。
自由研究として、月探査の歴史や、月の起源などについて調べてみてはいかがですか。
昨年の夏には全国的に皆既日食を見ることができましたが、お天気に恵まれずに見逃してしまった方も多かったのではないでしょうか。
「月食」は、太陽と月の間に地球が入り、地球の影が月をおおいかくす現象で、月全体が影の中に入ってしまう場合を「皆既月食」、一部分だけが入る場合を「部分月食」と呼んでいます。
8月17日に日本でも見られる部分月食は、明け方の4時30分過ぎから欠けはじめ、5時過ぎには半分ほど欠けた状態で沈んでしまいます。空も明るくなってしまいますので、残念ながら観測にはあまり良い条件とは言えません。
私たちが暮らしている地球は、約365日をかけて太陽のまわりを1まわりしています(公転(こうてん)と呼びます)。 地球のほかにも、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星などの惑星(わくせい)と呼ばれる天体が
太陽のまわりをまわっています。
冥王星(めいおうせい)は1930年の発見以来「惑星」に分類されていましたが、2006年8月の国際天文学連合(IAU)総会で「惑星」の定義から外されました。このため、太陽系の惑星は9個から8個に減ることとなりました。
火星は地球の1つ外側をまわっていて、大きさは地球の半分ほどの赤い惑星です。2003年8月の大接近は5万7千年に1度の非常に条件の良い大接近であり、夏休みと重なったこともあり、たいへん話題になりました。
2003年の火星大接近情報については、こちらをご覧ください。
その火星はおよそ2年2ヶ月ごとに地球に接近するため、昨年末の12月19日に地球に最接近し、2008年は少しずつ遠ざかっていきます。昨年末からマイナス1.6等星ほどの明るさとなっていますので、火星観測には絶好のチャンスです。
天体望遠鏡で火星を観察すると、火星の南極(なんきょく)と北極(ほっきょく)にあたるところに白く輝く部分を見つけることができます。 これは、極冠(きょっかん)と呼ばれる氷の固まりのようなもので、見る時期によってその大きさが変わっていくことが分かります。 火星にも地球のような季節の変化があり、気温の上昇などによって氷が溶けて大きさが変わるようです。
今年1月中は、火星は比較的明るく見頃となっています。2月頃に「ぎょしゃ座」近くにいる火星は、その後、「ふたご座」「かに座」へと移っていきます。2月16日の夜には、月と火星が並んで美しい姿を見せてくれます。
1月下旬、東京では、午後8時には南の空高く輝く火星を見ることができます。この頃の火星はマイナス1等級ほどの明るさなので、直ぐに見つけることができるでしょう。ぜひ、赤い惑星、火星を天体望遠鏡で観測しましょう。
土星はドーナツのような形をした環(わ)を持っていることで有名です。
天体望遠鏡でのぞくと、すきとおったようにかがやくきれいな環を見ることができます。
1997年に打ち上げられた土星探査機(どせいたんさき)「カッシーニ」が、2004年7月に土星の周回軌道(しゅうかいきどう)に乗り、土星の様々な写真やデータを送り続けています。
2005年に入ってもたくさんの新発見が続いていて、一番話題となっている惑星が土星と言えるでしょう。
土星の環は、小さな氷やチリがうすく集まって環のようにみえるもので、環の真ん中から外側にむけていくつかの帯(おび)に分かれています。帯と帯の間にはすきまがあり、すきまの部分だけが黒いすじとなって見えます。もっとも大きな黒いすじは「カッシーニのすきま」と呼ばれています。
土星は、2月下旬にかけて観測のチャンスです。このころ、土星は「しし座」にいて、「しし座」の1等星レグルスと並んで見ることができます。2月〜3月は、一晩中観測できる絶好のチャンスとなります。天体望遠鏡で土星の環を観測してみましょう。
東京では、2月下旬の午後6時頃に東の空から昇り、一晩中明るく輝いたのち、明け方には西の空に沈んでいきます。
太陽系でもっとも大きな木星は、直径が地球の11倍もあります。あつい雲がうずをまきながらおおっていて、天体望遠鏡でのぞくと大赤斑(だいせきはん)と呼ばれる赤い目玉のような巨大なうずを見ることができます。木星は、そのほとんどがガスでおおわれています。 昨年は、大赤斑の他に新たに中赤斑も見られるようになり、話題となりました。
木星のまわりにはたくさんの衛星(えいせい)とよばれる小さな天体がまわっていて、大きな木星といくつもの小さな衛星がきれいに並んで 見えます。17世紀にイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイによって発見された4つの大きな衛星「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」 の他に、50個をこえる衛星が発見され、毎年その数が増え続けています。
木星は7月9日に「衝(しょう)」となり、観測の絶好期となります。マイナス2.7等級で、ひときわ明るく輝いているため、ひと目でみつけることができるでしょう。このころ、木星は「いて座」の中にあります。
夏休みに入る7月下旬には、東京では日の入りと共に昇り、ほぼ一晩中見ることができますので、自由研究の木星観察には最適です。その後、木星はしだいに昇る時間が早くなり、夏休みの終わりには午前0時頃には沈んでしまいます。夏休みはできるだけ早めに木星を観測しましょう。
「明けの明星」「宵の明星」と呼ばれ親しまれている金星は、太陽に2番目に近い惑星です。地球より太陽に近い軌道を回るため内惑星(ないわくせい)とも呼ばれ、月のように満ち欠けをします。
金星は地球より少し小さい惑星で、表面を二酸化炭素や硫化物でできた厚い雲で覆われています。地表は400度をこえる灼熱地獄(しゃくねつじごく)で、太陽系でもっとも熱いといわれています。
2005年11月には、欧州宇宙機関(ESA)が金星探査機「ビーナス・エクスプレス」を打ち上げ、金星に到達し探査が行われることになっています。金星の地表の様子や、成り立ちについて多くのことが分かってくることでしょう。日本でも、「PLANET-C」と呼ばれる金星探査プロジェクトが進行しており、2010年に打ち上げが予定されています。これからは、金星に大注目です。
1月〜6月上旬までは「明けの明星」として日の出前の東の空に、ひときわ明るく輝く金星を見ることができます。1年を通してマイナス3.9〜4.3等級と、非常に明るく輝きますが、高度が低いために周囲が開けた場所での観測が適しています。
6月下旬以降は、「宵の明星」として日の入り後の西の空に見えるようになります。11月から12月以降にかけて明るさを増し、観測の絶好期に入ります。
12月初め、東京では、午後6時ごろに西の地平線近く「いて座」の中に見ることが出来ます。この時期、すぐ近くに木星を見ることができますので、2つの惑星を天体望遠鏡で観察してみましょう。
はじめてだから気軽に見てみたい
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じっくり観察してみたい
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