全天88星座は、各星座に境界線があり、その場所や範囲が決められています。
星座の場所は、その星座の中心近くを概略位置 として、天球上の赤道座標 で表します。概略位置は、国際機関で定められたものでは無いため、研究者や文献により異なりますが、天球上でのおおよその場所を知ることができます。
今見える星座や指定した日時に見える星座を調べるのに役立つのは、何と言っても星座早見表です。市販されている星座早見盤は、星座が描かれた円盤の周囲に日付と時刻の目盛りが付いていて、目盛りを合わせるだけで見える星座を知ることができます。
星座を形づくる星の明るさは、一般的に「等級」という単位で表されます。
天文学者ヒッパルコスが肉眼で見える最も明るい星を1等星、 やっと見えるくらいの暗い星を6等星と決めたのが始まりで、等級が小さいほうが明るくなります。
1等級ちがうと明るさが2.5倍ちがい、0等星やマイナス1等星などの、より明るい星もあります。冬の夜空に明るく輝くおおいぬ座のシリウスはマイナス1.5等級、夏の夜空に赤く輝くさそり座のアンタレスは1等級になります。
地球から星までの距離はいろいろです。同じ明るさに見える星でも、地球に近い星だったり、遠い星だったりすることもあるのは、星そのものの明るさや大きさが違うからです。星そのものの明るさは、「絶対等級」という単位で表されます。 これは、星までの距離を同じにした場合の明るさを比べたもので、シリウスは1.4等級、アンタレスはマイナス4.9等級となり、星そのものの明るさはシリウスよりアンタレスの方が明るいのです。
現在、一般的に使われている88個の星座は、20世紀のはじめに国際天文学連合により設定されました。
ギリシャ人天文学者プトレマイオスが、古代ギリシャの神話を元にまとめた「プトレマイオスの48星座(トレミーの48星座:トレミーはプトレマイオスの英語よみ)」をベースに、16世紀以降に設定された南天の星座が加えられました。
プトレマイオスの他にも、数多くの天文学者がざまざまな星座を設定してきましたが、最終的に、ラカイユ、バイエル、ヘベリウス、ロワイエ、バルチウス、ティコ・ブラーエらの星座が採用され、現在の88星座が決められています。
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88星座を、春夏秋冬のそれぞれの季節に見えやすくなる星座ごとにまとめました。また、おもに南半球で見られる星座で、日本からはまったく見ることができないか南方の一部の地域でしか見ることのできない星座を「南天の星座」としてまとめました。
日本の主な地域で見ることができる星座は、全体の7割ほどと言うことが分かります。あなたがお住まいの地域では、いくつの星座が見えますか?
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