2027年10月18日のプレアデス星団食
日没後に東北東の空から昇ってくる月(月齢18、満月を3日過ぎた月)が、午後6時半頃から午後8時半頃にかけてプレアデス星団の中を通り抜けていきます。月は星々の間を東へ(図では左へ)動いていくため、星は月の左側の明るい縁(明縁)にかくれ、しばらくすると右側の暗い縁(暗縁)から現れます。
星団で最も明るいアルシオネ(2.9等)の星食は、北海道から九州にかけて見られます。ただし、西の地方ほど月の出が遅いため、福岡ではアルシオネがかくれる時刻にはまだ月が昇っておらず、現れる様子だけが見られます。沖縄では、月が昇る前に星団食が終わってしまいます。
月の高さが低く、月明かりも明るいため、星団の暗い星は見えにくくなります。東北東の空が低いところまで開けた場所を選び、双眼鏡や天体望遠鏡を使って観察しましょう。
東京では、午後6時22分頃に東北東の空から月が昇ります。月の出の直後、午後6時26分にメローペ(4.2等)がかくれますが、まだ地平線すれすれのため見るのは難しいでしょう。午後6時56分には、星団で最も明るいアルシオネが月の明るい縁にかくれます(月の高さ約5°)。その後、午後7時16分にメローペが暗い縁から現れ、午後7時半頃にはアトラス(3.6等)とプレイオネ(5.1等)が続けてかくれます。午後7時45分にアルシオネが暗い縁から現れ、午後8時22分にアトラス、午後8時27分にプレイオネが現れて、東京での星団食は終わります。なお、エレクトラ(3.7等)は、東京では月の縁をかすめるように通り過ぎます。
この日は土星が衝を迎え、日没とほぼ同時に東の空から昇って明るく輝いています。また、北東の空低くにはぎょしゃ座のカペラも見えています。
| 星 | 明るさ | かくれる(明縁) | 現れる(暗縁) |
|---|---|---|---|
| メローペ | 4.2等 | 18時26分※ | 19時16分 |
| アルシオネ | 2.9等 | 18時56分 | 19時45分 |
| アトラス | 3.6等 | 19時30分 | 20時22分 |
| プレイオネ | 5.1等 | 19時32分 | 20時27分 |
※月の出の直後で、地平線すれすれのため見えにくい
※予報値のため、実際の時刻は数十秒ほど前後する場合があります