2027年10月18日の夜、東の空に昇った月が、プレアデス星団(M45、すばる)の星々を次々にかくしていく「プレアデス星団食」が、北海道から九州にかけての各地で見られます。

2027年は、月がプレアデス星団の中を通り抜ける星団食が何度も起こる年です。日本では7月29日の未明、10月18日の夜、11月15日の明け方にも見られますが、10月18日は宵の見やすい時間帯に起こる星団食となります。また、この日は土星が衝を迎え、夜空がにぎやかな一夜となります。

星食とは

ある天体が別の天体の前を横切ることで後ろの天体が見えなくなる現象を掩蔽と呼びますが、月によって恒星や惑星がかくされてしまう場合を、特に星食と呼んでいます。

プレアデス星団は月の通り道の近くにあるため、月が星団の中を通り抜けて、いくつもの星を次々にかくす「星団食」が起こることがあります。月の通り道は約18.6年の周期で少しずつ変わるため、星団食が毎月のように起こる時期と、まったく起こらない時期があり、2027年は星団食が起こる時期にあたります。

星食のしくみ
図:星食のしくみ

2027年10月18日のプレアデス星団食

東京では、午後6時22分頃に東北東の空から月が昇ります。月の出の直後、午後6時26分にメローペ(4.2等)がかくれますが、まだ地平線すれすれのため見るのは難しいでしょう。午後6時56分には、星団で最も明るいアルシオネが月の明るい縁にかくれます(月の高さ約5°)。その後、午後7時16分にメローペが暗い縁から現れ、午後7時半頃にはアトラス(3.6等)とプレイオネ(5.1等)が続けてかくれます。午後7時45分にアルシオネが暗い縁から現れ、午後8時22分にアトラス、午後8時27分にプレイオネが現れて、東京での星団食は終わります。なお、エレクトラ(3.7等)は、東京では月の縁をかすめるように通り過ぎます。

この日は土星が衝を迎え、日没とほぼ同時に東の空から昇って明るく輝いています。また、北東の空低くにはぎょしゃ座のカペラも見えています。

表:東京で見られる星食(2027年10月18日)
星明るさかくれる(明縁)現れる(暗縁)
メローペ4.2等18時26分※19時16分
アルシオネ2.9等18時56分19時45分
アトラス3.6等19時30分20時22分
プレイオネ5.1等19時32分20時27分

※月の出の直後で、地平線すれすれのため見えにくい
※予報値のため、実際の時刻は数十秒ほど前後する場合があります

×

画像のご利用について

下記の対象・利用条件にご同意いただける場合のみ、本画像の転載を許諾致します。
詳しくはこちらをお読み下さい

許諾対象

公共機関、教育機関を含む非営利団体、個人

許諾条件

  1. 非営利目的でのご利用に限ります(企業サイトは不可)
  2. ご利用は1つのサイト(冊子)に付き3〜5点程度までと致します
  3. 画像内のクレジットは削除できません
  4. リサイズ以外の加工はできません
  5. 画像の近くに下記のクレジット表記およびリンクの設置が必要です
 

※利用条件外、営利目的での利用をご希望の場合は、別途、メールにてお問い合わせください。