ぎょしゃ座について

ぎょしゃ座

ぎょしゃ座(馭者座)は、馬車をあやつる王の姿を表した冬の星座です。
2世紀にプトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つです。天の川にうかぶ、将棋のような五角形の形が特徴で、明るい1等星カペラが美しく輝いています。周囲にはM36、M37、M38などの散開星団を見ることができます。

ぎょしゃ座 基本データデータの見方

和名ぎょしゃ座(馭者座)、五角星
学名Auriga
略符Aur
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:6h0m0s 赤緯:+42°
面積657平方度
20時正中2月15日ごろ
正中高度約N84°
主な季節
肉眼星数約150個

ぎょしゃ座にまつわる神話

ギリシャ神話では、アテネ3代目の王となったエリクトニウスの姿とされています。エリクトニウスは馬車をねた戦車を使って活躍したと言われています。

ぎょしゃ座の見つけ方

ぎょしゃ座の季節は冬。2月中旬の午後8時頃には北の空の天頂 近くまで昇り、見ごろを迎えます。
北寄りの天頂を見上げると、天の川を横切るように5つの星が将棋の駒のような五角形に並んでいます。西寄りにある明るい1等星が、ぎょしゃ座のα星カペラです。カペラは冬のダイヤモンドを作る星の1つにもなっています。

※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。

冬の大三角をガイドにした、冬を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

ぎょしゃ座の探し方
図:ぎょしゃ座の探し方

季節の星座一覧件)