秋の大四辺形とは
秋の大四辺形は、アンドロメダ座の2等星アルフェラッツとペガスス座の胴体を作る3つの星を結んでできる四角形です。秋の四辺形やペガススの大四辺形とも呼ばれています。秋の夜空を彩るこの壮大な図形は、秋の星座のガイド役として知られています。
秋の夜空を見上げると、大きな四角形の形に並ぶ4つの明るい星が目に入ります。アンドロメダ座のα星アルフェラッツとペガスス座のα星マルカブ、β星シェアト、γ星アルゲニブです。
ペガススの胴体にあたるこの4つの星を結んでできる大きな四角形は「秋の大四辺形(秋の四辺形)」と呼ばれ、秋の星座のガイド役ともなっています。
秋の大四辺形を見つけよう
秋の大四辺形は、いつどこで見られるのでしょうか?
上の星図は、11月15日午後8時頃(10月15日午後10時頃)の東京の南の空に見える秋の大四辺形です。日が沈む午後4時半過ぎには、既に東の空に秋の大四辺形が昇っており、午後8時頃には南の空に最も高く昇ります。ほぼ真上(天頂付近)に輝くアンドロメダ座のα星アルフェラッツが目印となるでしょう。その後、次第に西の空へと移っていき、翌日の午前2時頃には、ペガスス座のα星マルカブが西の地平線に沈んでいきます。
秋の夜はすでに冬の寒さになっているので、日が沈んでから早めの時間がおすすめです。親子そろって夜空にうかぶ大きな四辺形を探してみてください。