2024年5月5日の日中に、全国で火星にかくれる火星食(星食)を見ることができます。

空が明るい日中に見られる現象のため、残念ながら観測には良い条件とは言えません。次に火星食が観られるのが2025年2月10日(北海道、日本海側の一部)、2030年6月1日(南西諸島の一部を除く全国)ですが、一部の地域でしか見られなかったり、日中や朝方のため良い条件とはなりません。全国で見られる火星食はしばらくありませんので、双眼鏡や天体望遠鏡を用意して観測してみましょう。

星食とは

ある天体が別の天体の前を横切ることで後ろの天体が見えなくなる現象掩蔽と呼びますが、月によって恒星惑星がかくされてしまう場合を、特に星食と呼んでいます。

地球衛星である月は地球に最も近い天体で、遠くにある星をかくしながら少しずつ動いていきます。このため、星食自体は珍しいものではありませんが、1等星以上の明るい星や惑星の星食は貴重なイベントとなります。

星食のしくみ
図:星食のしくみ

2024年5月5日の火星食

東京では、午後0時11分過ぎに、南西の空35°ほどの低い空にある月に火星が上から潜入します。潜入から1時間10分後の午後1時20分頃に20°まで沈んだ月の下から出現となります。

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