2022年4月25日〜28日にかけて、明け方の空に木星、海王星、金星、火星、土星、月が並んで、美しい姿を見せてくれます。 図:2022年4月25日午前4時の東京の夜空 図:惑星と月の拡大図 木星は高度が低いものの、マイナス2等級ほどの明るさがあり、近くにある明けの明星の金星と並んで、ひときわ目立つ存在です。木星と金星の間には海王星も並んでいますが、とても小さく暗いため肉眼で見つけるのは難しいでしょう。 少し離れた所には、今年12月に2年ぶりに地球に最接近する火星が、さらに離れて土星が輝いています。この時期の火星はまだ地球との距離が遠く、約1等級の明るさですが、12月にかけて徐々に大きく明るくなってきます。 4月25日には、月齢24前後の月が土星のすぐ近くに見えますが、日を追う毎に月の出が遅くなり、火星、金星、木星付近に移動していきます。 29日以降も、しばらく惑星の競演を楽しむ事ができますが、月は、29日にはほぼ新月となり見えなくなってしまいますので、25日〜28日4日間限りの美しい惑星と月の競演をお見逃しなく。