スピカ

2024年8月10日の夜に、北海道、東北北部を除いた地域でおとめ座の1等星スピカにかくれるスピカ食(星食)を見ることができます。

観測しやすい時間帯に見られますが、西南西の低い空での現象となるので、空が開けた場所を選んで観測しましょう。

2024年12月25日未明にも北海道を除く全国でスピカ食を見ることができますが、寒さが厳しい真冬の深夜の観測となります。観測しやすい夏の夜の天体ショーをお見逃しなく。

2024年8月10日のスピカ食

東京では、午後6時36分に日の入りとなり、次第に空が暗くなっていきます。午後8時25分に、西南西の空10°ほどの低い空にある月にスピカが左上から潜入します。潜入から26分後の午後8時51分に5°まで沈んだ月の右上から出現となります。その後30分ほどで月が沈みます。

この次期、南の空高く、夏の大三角が輝いています。

星食とは

ある天体が別の天体の前を横切ることで後ろの天体が見えなくなる現象掩蔽と呼びますが、月によって恒星惑星がかくされてしまう場合を、特に星食と呼んでいます。

地球衛星である月は地球に最も近い天体で、遠くにある星をかくしながら少しずつ動いていきます。このため、星食自体は珍しいものではありませんが、1等星以上の明るい星や惑星の星食は貴重なイベントとなります。

星食のしくみ
図:星食のしくみ
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