春の星座早見表から春を代表する星座の1つ「おとめ座」についてご紹介します。
和名 | おとめ(乙女) |
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学名 | Virgo |
略符 | Vir |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:13h20m / 赤緯:-2° |
面積 | 1,294平方度 |
20時正中 | 6月7日 |
南中高度 | 約52° |
主な季節 | 春 |
肉眼星数 | 約170個 |
星図 | IAUの星図を見る |
ラテン語で「穀物」という名を持つおとめ座は、手に麦の穂を持つ乙女の姿を表した大きな星座です。黄道十二星座の1つです。
ギリシャ神話では、大神ゼウスの姉で収穫の神デメテルの姿と言われています。ある日、デメテルの娘ペルセポネが冥土の神プルートンにさらわれました。デメテルがこれを悲しんでほら穴に閉じこもると、草木や花が枯れて大地は寒々とした姿になってしまいました。これを見かねたゼウスが、プルートンにペルセポネを帰すように命じ、デメテルは娘に会うためほら穴から出てくると、大地は緑におおわれ命に満ちあふれました。しかし、プルートンの策略で二度と地上に戻れなくなるざくろの実を食べたペルセポネは、毎年4ヶ月間はプルートンの元に行かなければならず、その間デメテルはほら穴に閉じこもったため、草木が枯れ、これが冬となり季節の始まりとなったと言われています。
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