2027年にぜひ見ていただきたい、惑星たちと月の美しい競演や、惑星と明るい星の接近をいくつかご紹介します。どれも肉眼で見ることができますが、双眼鏡や天体望遠鏡を使うと、より楽しむことができます。
3月19日、月と木星・火星が集合
2027年3月19日の夜、南東の空高くで、上弦を過ぎた月と明るい木星、赤く輝く火星が集まり、美しい姿を見せてくれます。木星は2月11日に衝、火星は2月20日に地球に最接近したばかりで、どちらも明るく輝いています。
5月15日、火星とレグルスが接近
2027年5月15日の夜、南西の空にあるしし座の中で、火星と1等星レグルスが約1°14′の距離まで接近します。赤い火星と白いレグルスの、色の違いを比べてみましょう。
11月25日、金星と火星が大接近
2027年11月25日、日の入り後の南西の低い空にあるいて座の中で、宵の明星の金星と火星が約0°21′の距離まで大接近し、美しい姿を見せてくれます。
東京では、午後4時30分に日が沈み、辺りが暗くなってくる午後5時15分頃には、南西の空9°ほどの低い位置に、とても明るい金星(マイナス3.9等級)と火星(1.3等級)がくっつくように並んで輝いています。空がまだ少し明るく、火星は金星に比べてずっと暗いので、双眼鏡があると見やすいでしょう。
金星と火星は、午後6時10分頃に続けて沈んでしまうため、観察できるのは1時間ほどの短い時間です。低い空での現象のため、南西の空が開けた場所を選んで観察しましょう。
11月30日の夕方には、新月を過ぎたばかりの細い月(月齢2前後)が金星と火星のそばに並び、3つの天体の競演を楽しむことができます。この頃、東南東の空には土星も見えています。