2027年にぜひ見ていただきたい、惑星たちと月の美しい競演や、惑星と明るい星の接近をいくつかご紹介します。どれも肉眼で見ることができますが、双眼鏡や天体望遠鏡を使うと、より楽しむことができます。

3月19日、月と木星・火星が集合

2027年3月19日の夜、南東の空高くで、上弦を過ぎた月と明るい木星、赤く輝く火星が集まり、美しい姿を見せてくれます。木星は2月11日に衝、火星は2月20日に地球に最接近したばかりで、どちらも明るく輝いています。

東京では、午後5時52分に日が沈み、辺りが暗くなった午後8時頃には、南東の空60°ほどの高さに、月齢11の月と木星(マイナス2.4等級)が2°ほどの距離に並んで輝いています。そのすぐ左側(東側)には火星(マイナス0.7等級)が赤く輝き、3つの天体がかに座としし座の境目付近に集まります。

月はその後、西の空へと傾き、20日の午前4時頃に沈みます。月が離れた後も、火星と木星は少しずつ近づき、3月30日〜31日の夜には4°ほどまで接近します。午後8時半頃には南南東の空70°ほどの高さに、赤い火星と明るい木星が並ぶ姿が見られるでしょう。

5月15日、火星とレグルスが接近

2027年5月15日の夜、南西の空にあるしし座の中で、火星と1等星レグルスが約1°14′の距離まで接近します。赤い火星と白いレグルスの、色の違いを比べてみましょう。

東京では、午後6時39分に日が沈み、辺りが暗くなった午後8時頃には、南西の空60°ほどの高さに、火星(0.5等級)とレグルス(1.4等級)が並んで輝いています。高い位置にあるので、街中でも見つけやすいでしょう。少し右下(西側)には、明るい木星(マイナス2.0等級)も輝いています。

2日前の5月13日の夜には、上弦の月が火星とレグルスのそばに並び、木星と合わせて4つの天体が集まる姿が見られます。火星は、16日の午前1時頃に西の空へ沈みます。

11月25日、金星と火星が大接近

2027年11月25日、日の入り後の南西の低い空にあるいて座の中で、宵の明星の金星と火星が約0°21′の距離まで大接近し、美しい姿を見せてくれます。

東京では、午後4時30分に日が沈み、辺りが暗くなってくる午後5時15分頃には、南西の空9°ほどの低い位置に、とても明るい金星(マイナス3.9等級)と火星(1.3等級)がくっつくように並んで輝いています。空がまだ少し明るく、火星は金星に比べてずっと暗いので、双眼鏡があると見やすいでしょう。

金星と火星は、午後6時10分頃に続けて沈んでしまうため、観察できるのは1時間ほどの短い時間です。低い空での現象のため、南西の空が開けた場所を選んで観察しましょう。

11月30日の夕方には、新月を過ぎたばかりの細い月(月齢2前後)が金星と火星のそばに並び、3つの天体の競演を楽しむことができます。この頃、東南東の空には土星も見えています。

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