かに座について

かに座

かに座は、その名のとおりカニの姿を表した春の星座です。
プトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つで、誕生星座で知られる黄道十二星座の1つです。かに座のほぼ真ん中に、かに座の目印ともなるM44プレセペ星団があり、肉眼でも雲のようにく光る小さな星団を見ることができます。

プレセペには「飼い葉桶」という意味があり、近くにあるγ星とδ星を2頭のロバに見立て、その間にある飼い葉桶からエサの葉っぱを食べている姿と言われています。

かに座 基本データデータの見方

和名かに座(蟹座)
学名Cancer
略符Cnc
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:8h30m0s 赤緯:+20°
面積506平方度
20時正中3月25日ごろ
正中高度約74°
主な季節
肉眼星数約100個

かに座にまつわる神話

ギリシャ神話では、勇者ヘルクレスが水ヘビの怪物ヒドラ(うみへび座)と戦った時に、ヒドラに味方してヘルクレスにみつぶされた怪物カニが、かに座になったと言われています。

かに座の見つけ方

かに座の季節は冬〜春。1月下旬の午前0時、2月下旬の午後10時、3月下旬の午後8時頃には南の空70°ほどの高さまで昇り、見ごろとなります。
ふたご座の1等星ポルックスとしし座の1等星レグルスのちょうど真ん中当たりにあり、かに座のM44プレセペ星団は、双眼鏡で探す目印にもなっています。

黄道十二星座であるかに座は、黄道に沿って東にしし座、西にふたご座が並びます。この時期、西の空には冬の星座が、かに座を境に東の空には春の星座が輝き、季節の変わり目を感じさせてくれます。

※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。

春の大曲線春の大三角北斗七星をガイドにした、かに座の見つけ方、春を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

12星座占いと蟹座

蟹座サイン

かに座は、西洋占星術の誕生星座としても知られ、6/22~7/22生まれが蟹座となります。

ギリシャ神話では、ヘラクレスに退治される怪物カニの姿を表した蟹座。蟹座生まれの人は、どのような性格や運勢の持ち主なのでしょうか? かに座と蟹座の違いとは? 誕生日にかに座は見える?

そんな疑問にお答えします。

黄道十二星座一覧件)