
しし座について

しし座は、ギリシャ神話の人喰いライオンの姿を表した春の星座です。
プトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つで、黄道十二星座の1つです。西洋占星術の誕生星座としても知られ、7/23~8/22生まれが獅子座になります。
ししの上半身を形作る「?」マークに似た「ししの大鎌」と呼ばれる星のならびが特長です。アラビア語で「ししの尾」という意味を持つβ星デネボラは、春の大三角を作る星の1つとしても知られています。
しし座にまつわる神話
ギリシャ神話では、ネメアの森にすむ人喰いライオンと言われています。このライオンは人々を襲ったため、勇者ヘルクレスに退治されました。
しし座の姿(見え方)
しし座はどんな形をしているのでしょうか。星空の中でどのように見えるのでしょうか。
イラストや星図を見ながら調べてみましょう。
星空パネルでは、星座を作る星や星座線、イラストなどをオン・オフしながら、しし座の姿を楽しむ事ができます。
しし座の見つけ方
しし座の季節は春。2月下旬の午前0時、3月下旬の午後10時、4月下旬の午後8時頃には南の空70°ほどの高さまで昇り、見ごろとなります。
しし座探しの目印となる春の大曲線をたよりに、しし座の2等星デネボラを見つけましょう。さらに東へ目をやると1等星レグルスを頂点に「ししの大鎌」が見つかります。
黄道十二星座であるしし座は、黄道に沿って東におとめ座、西にかに座が並びます。
※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。
春の大曲線や春の大三角、北斗七星をガイドにした、しし座の見つけ方、春を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
しし座 基本データデータの見方
和名 | しし座(獅子座)、樋掛け星 |
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学名 | Leo |
略符 | Leo |
設定者 | プトレマイオス(トレミー) |
概略位置 | 赤経:10h30m0s 赤緯:+15° |
面積 | 946.964平方度(全天12位) |
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20時正中 | 4月24日ごろ |
正中高度 | 約69° |
主な季節 | 春 |
肉眼星数 | 約120個 |