スーパームーンとは
1年のうちで地球と月が最も近づき、見かけの大きさが最も大きくなる満月または新月をスーパームーンと呼んでいます。特に大きく明るく見える満月のスーパームーンは世界中で話題となります。スーパームーンは天文用語ではなく、俗称としてこう呼ばれています。
スーパームーンは、ほぼ毎年1回見ることができますが、月が地球に最も近づくタイミングと満月になるタイミングには差があるため、2つのタイミングが合う条件の良いスーパームーン(エクストラスーパームーン)はおよそ18年に1度しか見ることができません。
月は地球のまわりを楕円を描きながら回っています。このため、月と地球の距離は約35万〜41万キロメートルの間で近づいたり離れたりしています。最も近づく場所を近地点、最も離れた場所を遠地点と呼びます。近地点の時刻に最も近い満月(または新月)がスーパームーンと呼ばれます。
2011年のスーパームーンは、月が最も離れたときと比べ、満月の大きさが14%も大きく、明るさが30%も明るく見えました(アメリカ航空宇宙局発表)。
- 2027年
- 2026年
2027年のスーパームーンは1月22日
2027年のスーパームーンは1月22日夜の満月で、2027年で最も月が地球に近づく満月となります。
満月になる時間は午後9時17分の予想で、地球と月の距離が約35.764万キロメートル(地心距離)となります。視直径が約33.4分となり、2027年で最も月が遠ざかる7月19日の満月と比べ約14%大きく見えます。月が近地点を通過するのは、満月より14時間ほど前の22日午前6時48分頃(距離約35.728万Km)になると予想されています。
満月の時刻が夜で、月が一晩中昇っているため、スーパームーンの観察にはとても良い条件です。22日の夕方から23日未明にかけて、大きくなった月を眺めてみてはいかがですか?
天文用語ではありませんが、北アメリカの先住民の間では、1月の満月をウルフムーン(オオカミの遠吠えが聞こえる季節の月)と呼んで季節の目安にしていました。
月の呼び名にはいろいろありますね。
東京では、22日の日の入り(午後4時57分)より少し前の午後4時35分頃に、月齢14.3の月がかに座と共に東北東の空から昇ってきます。満月となる午後9時17分頃には東の空の約50°の高さまで昇り、プレセペ星団(M44)の近くに見えます。その後も高度を上げ、日付が変わる午前0時頃には南の空の約75°の高さに達し、23日の朝7時過ぎに西の空に沈むまで、一晩中スーパームーンを楽しむことができます。
この時期の夜空には、冬の大三角が輝き、東の空からは2月に衝を迎える明るい木星や、2月に地球に最接近する火星も昇ってきます。月は23日の夜から24日の明け方にかけて木星に、24日の夜にはしし座のレグルスに近づきますので、あわせて観察してみてはいかがでしょうか。
2026年のスーパームーンは12月24日
2026年のスーパームーンは12月24日の満月で、2026年で最も月が地球に近づく満月となります。
満月になる時間は午前10時28分の予想で、地球と月の距離が約35.674万キロメートル(地心距離)となります。視直径が約33.2分となり、2026年で最も月が遠ざかる5月31日の満月と比べ約13%大きく見えます。月が近地点を通過するのが、満月から7時間ほど過ぎた24日午後5時31分頃(距離約35.649万Km)になると予想されています。
残念ながら満月が日中になってしまいますが、夕方にかけて徐々に地球に近づいてきますので、24日の夕方から25日未明の大きくなった月を眺めてみてはいかがですか?
天文用語ではありませんが、北アメリカの先住民の間では、12月の満月をコールドムーン(本格的な冬の寒さが訪れる季節の月)と呼んで季節の目安にしていました。
月の呼び名にはいろいろありますね。
東京では、24日午後4時30分過ぎに、日没とほぼ同時に満月を少し過ぎた月(月齢15.1)がふたご座と共に昇ってきます。近地点となる午後5時31分頃には約9°の低い位置にありますが、その後は南の空に向かって徐々に高度を上げていき、一晩中スーパームーンを楽しむことができます。