ふたご座について

ふたご座(双子座)は、二人の男の子が並んだ姿を表した星座です。2世紀にプトレマイオスによりまとめられた48星座の1つで、12星座占いの誕生星座でもおなじみの黄道十二星座の1つです。おうし座の角の先に、2つの明るい星が仲良くならんだ細長い六角形の形をした星座で、二人の頭の部分にあたる星が、α星カストルとβ星ポルックス(全天に21ある1等星の1つ)です。
ふたご座にはカストルの近くに放射点を持つ、3大流星群の1つふたご座流星群があります。
ふたご座 基本データデータの見方
和名 | ふたご座(双子座) |
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学名 | Gemini |
略符 | Gem |
設定者 | プトレマイオス(トレミー) |
概略位置 | 赤経:7h0m0s 赤緯:+22° |
面積 | 514平方度 |
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20時正中 | 3月2日ごろ |
正中高度 | 約76° |
主な季節 | 冬 |
肉眼星数 | 約120個 |
ふたご座にまつわる神話
ギリシャ神話には、ふたご座にまつわる二人の英雄の物語があります。
大神ゼウスとスパルタ王妃レダの間に4人の子供が生まれました。そのうち二人は男の子で、カストルとポルックスと名付けられました。カストルは普通の人間でしたが、ポルックスはゼウスの血を引き不死身の体を持っていました。二人はとても仲が良く、勇者へと成長し共に戦いました。
ある戦いの最中、カストルは敵の矢に当たり死んでしまいました。ポルックスも傷を負いましたが、不死身なので死ぬことはなく、カストルだけが死んでしまったことをとても悲しみました。大神ゼウスはこの二人がいつも一緒にいられるように、ふたご座として天の星座にしました。
カストルとポルックス兄弟は、アルゴ座(現在はとも座、ほ座、らしんばん座、りゅうこつ座に分割されています)の物語に登場するアルゴ遠征隊に加わり、さまざまな冒険をした物語も伝えられています。
12星座占いと双子座
星座では仲の良い兄弟の姿を表した双子座。双子座生まれ(誕生日5/21~6/21)の人は、コミュニケーション能力が高く話し好き、好奇心が旺盛で行動力があります。表現力が豊かで、自分の知識や体験を面白おかしく伝える事が得意です。さまざまな事に興味を持ち話題が多い反面、飽きっぽく落ち着きの無いところもあり、興味の対象が次々に変わっていきます。