ふたご座について

ふたご座

ふたご座は、二人の男の子が仲良く並んだ姿を表した冬の星座です。
プトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つで、黄道十二星座の1つです。西洋占星術の誕生星座としても知られ、5/21~6/21生まれが双子座となります。

おうし座の角の先に、2つの明るい星が仲良くならんだ細長い六角形の形をしており、二人の頭の部分にあたる星が、α星カストルとβ星ポルックス(全天に21ある1等星の1つ)です。

ふたご座にはカストルの近くに放射点を持つ、3大流星群の1つふたご座流星群があります。

ふたご座 基本データデータの見方

和名ふたご座(双子座)
学名Gemini
略符Gem
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:7h0m0s 赤緯:+22°
面積514平方度
20時正中3月2日ごろ
正中高度約76°
主な季節
肉眼星数約120個

ふたご座にまつわる神話

ギリシャ神話には、ふたご座にまつわる二人の英雄の物語があります。

大神ゼウスとスパルタ王妃レダの間に4人の子供が生まれました。そのうち二人は男の子で、カストルとポルックスと名付けられました。カストルは普通の人間でしたが、ポルックスはゼウスの血を引き不死身の体を持っていました。二人はとても仲が良く、勇者へと成長し共に戦いました。

ある戦いの最中、カストルは敵の矢に当たり死んでしまいました。ポルックスも傷を負いましたが、不死身なので死ぬことはなく、カストルだけが死んでしまったことをとても悲しみました。大神ゼウスはこの二人がいつも一緒にいられるように、ふたご座として天の星座にしました。

カストルとポルックス兄弟は、アルゴ座(現在はとも座ほ座らしんばん座りゅうこつ座に分割されています)の物語に登場するアルゴ遠征隊に加わり、さまざまな冒険をした物語も伝えられています。

ふたご座の見つけ方

ふたご座の季節は冬〜春。1月上旬の午前0時、2月上旬の午後10時、3月上旬の午後8時頃には南の空の天頂近くまで登り、見ごろとなります。
冬の大三角から天頂へ目を向けると、2つの明るい星を頂点にした細長い六角形の形をしたふたご座が見つかります。ふたごの頭にあたる1等星ポルックスと2等星カストルです。

黄道十二星座であるふたご座は、黄道に沿って東にかに座、西におうし座が並びます。ふたご座のポルックスとおうし座のアルデバランは、冬のダイヤモンドを作る星にもなっています。

※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。

冬の大三角をガイドにした、ふたご座の見つけ方、冬を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

12星座占いと双子座

双子座サイン

誕生日が5/21~6/21の人は、星座占いの黄道十二宮では双子座になります。

ギリシャ神話では、仲の良い兄弟の勇者の姿を表した双子座。双子座生まれの人は、どのような性格や運勢の持ち主なのでしょうか? ふたご座と双子座の違いとは? 誕生日にふたご座は見える?

そんな疑問にお答えします。

黄道十二星座一覧件)