太陽のように自分で燃えて光っている天体恒星と呼んでいます。おもに水素やヘリウムなどのガスでできていて、核融合反応で大きなエネルギーを生み出しています。

夜空にかがやいて見える天体の多くは、私たちの太陽と同じような恒星です。星座を形づくる星も恒星で、各星座ごとにαβなどの名前が付けられているものもあります。

恒星の中には、おおいぬ座シリウスのように、2つの星がお互いに回り合っている連星と呼ばれるものや、明るさが変わって見える変光星と呼ばれるものもあります。

また、地球から見て2つの恒星が近寄って見える場合、二重星と呼ぶこともあります。

表:主な明るい恒星
名称実視等級星座
1シリウスA-1.47おおいぬ
2カノープス-0.72りゅうこつ
3アークトゥルス-0.04うしかい
4リギル・ケンタウルスA-0.01ケンタウルス
5ベガ0.03こと
6カペラ0.08ぎょしゃ
7リゲル0.12オリオン
8プロキオンA0.34こいぬ
9アケルナル0.50エリダヌス
10ベテルギウス0.58オリオン
11ハダル0.60ケンタウルス
12アルタイル0.77わし
13アクルックス0.81みなみじゅうじ
14アルデバラン0.85おうし
15スピカ0.98おとめ
16アンタレス1.09さそり
17ポルックス1.15ふたご
18フォーマルハウト1.16みなみのうお
19デネブ1.25はくちょう
20レグルス1.40しし

※変光星や二重星などもあり、文献により実視等級は異なります。
※名称は、変更または規定する範囲が変わる場合があります。