おおいぬ座について

おおいぬ座

おおいぬ座(大犬座)は、猟犬の姿を表した冬の星座です。
2世紀にプトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つです。冬の夜空でひときわ青白く輝く星、おおいぬの口元にあるαシリウスは、全天21ある1等星の中で最も明るい星で、古代には神としてもあがめられました。

おおいぬ座 基本データデータの見方

和名おおいぬ座(大犬座)
学名Canis Major
略符CMa
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:6h40m0s 赤緯:-24°
面積380平方度
20時正中2月25日ごろ
正中高度約30°
主な季節
肉眼星数約140個

おおいぬ座にまつわる神話

ギリシャ神話では、こいぬ座と一緒の物語に登場し、狩人オリオンが連れていた猟犬と言われています。

他にも、って女神たちの水浴びの姿を見てしまったことで鹿に姿を変えられ、連れていた猟犬におそわれ死んでしまった狩人アクタイオンの物語も伝えられています。

おおいぬ座の見つけ方

おおいぬ座の季節は冬。2月下旬の午後8時頃には南の空30°ほどの高さまで昇り、見ごろを迎えます。
地平線から天頂までのちょうど真ん中あたり、天の川を背に3つの1等星が作る冬の大三角が見つかります。三角形の一番下でひときわ白く明るく輝く星がおおいぬ座のα星シリウスです。シリウスは、おおいぬの口元にあたる星で、そこから地平線に向けておおいぬの体が続いています。

※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。

冬の大三角をガイドにした、冬を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

おおいぬ座の探し方
図:おおいぬ座座の探し方

季節の星座一覧件)