冬の星座

冬の星座とは、北半球では主に12月〜2月頃にかけて、夜に見やすい位置にある星座です。冬の星座には、おうし座おおいぬ座オリオン座こいぬ座ふたご座いっかくじゅう座うさぎ座エリダヌス座きりん座やまねこ座など、動物の星座が数多くあります。

冬の大三角を作るオリオン座やおおいぬ座、こいぬ座の他、星座にはめずらしいの名前がついたエリダヌス座、12星座占いでおなじみのおうし座やふたご座など、冬を代表する星座が冬の夜空を彩ります。

冬は、空気がんで天体観測には絶好の季節です。冬の星座全天図を見ながら、寒さ対策をしっかりして星座を探してみましょう。

冬の星座全天図

冬は、南の空から天頂にかけて多くの1等星が天の川にそって輝き、夜空が美しい季節です。

冬の全天星図を見ると、冬の星座たちの位置関係や見える方角などを知ることができます。明るい1等星を持つ6つの星座がギュッと集まっているのが良く分かりますね。冬の星座探しはオリオン座からはじめてみるのが良いでしょう。

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冬の星座
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各星座をクリックすると、星座が領域と共に強調表示されます。さらにクリックすると星座の解説ページへ移動します。

上の全天図は、11月の午前2時頃、12月の午前0時頃、1月の午後10時頃、2月の午後8時頃に東京で見られる冬の星座です。見たい方角を向き、上の図を見上げるようにして図の方角と実際の方角を合わせると、見たい星座のだいたいの位置がわかります。

(全天図の星座をクリックすると、星座の領域が表示されます。もう1回クリックすると、星座の解説ページへ移動します)

上の図は、全天図と同じ日時に、東京で東西南北の各方向を向いたときに見える星空です。見たい星座がどの方角に見えるのかあらかじめ調べておくと良いでしょう。

1月の午後10時頃には、南の空に冬の大三角が輝き、天頂にかけては冬のダイヤモンドを見つける事ができます。

冬の星座一覧14件)

冬の星座一覧では、冬の星座に分類される14星座について50音順や学名順、大きさ順などで並べ替えて見ることができます。一番大きなエリダヌス座と一番小さないっかくじゅう座とでは、約9倍もの大きさの違いがあることが分かりますね。

各星座のページでは、星座の特長や神話、見え方や見つけ方、詳しい星図などをご紹介していますので、冬の星座探しや自由研究の参考にご利用ください。

冬の星座Q&A

冬の星座について、よく聞かれる質問を簡単なQ&Aにまとめました。冬の星座をより詳しく学べるよう、解説ページへのリンクもありますので、そちらもご覧下さい。

冬の有名な星座は?

冬の代表的な星座は何と言ってもオリオン座おおいぬ座こいぬ座おうし座ぎょしゃ座ふたご座でしょう。

これら6つの星座にある1等星を結んでできる冬のダイヤモンド冬の大三角が、冬の夜空をります。新年1月1日の深夜0時頃には、南の空高く冬の大三角が輝いていますので、深夜の初詣に出掛ける方は、ぜひ、夜空を眺めてみて下さい。

冬の星座で一番大きな星座は?

エリダヌス座

冬の星座で一番大きな星座はエリダヌス座です。

エリダヌス座(1,137.919平方度)は、全天88星座の中で6番目に大きな星座で、最も小さなみなみじゅうじ座(68.447平方度)の約17倍の大きさです。エリダヌス座は、星座にはめずらしい川の名前が付いた大きな星座ですが、暗い星で形作られるため、見つけるのは難しいかもしれません。

冬の星座で一番明るい星は?

おおいぬ座α星シリウス

冬の星座を作る星の中で一番明るい星は、おおいぬ座αシリウスです。

見かけ等級が-1.46等級で、全天に21個ある1等星の中では1番明るい星です。冬の星座の中には何と8個もの1等星があり、とても賑やかな季節となっています。

冬の星座の見つけ方は?

冬の大三角と冬のダイヤモンド

冬の星座を見つけるには、まず、3つ星で知られるオリオン座冬の大三角と呼ばれるの星の並びを探す事から始めます。

オリオン座ベテルギウスと、おおいぬ座シリウスこいぬ座プロキオンを結んでできる大きな三角形は冬の大三角と呼ばれ、冬の星座のガイド役ともなっています。

おおいぬ座のシリウス、オリオン座のリゲル、おうし座アルデバランぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオン、この6つの1等星を順に結んでいくと六角形が作られます。この六角形は冬のダイヤモンドと呼ばれ、冬の大三角と共に冬の夜空をります。

冬の夜空を彩る星座たちを、探してみましょう。

12月、1月、2月に見られる星座は?

12月上旬の夜8時頃は、秋の星座と冬の星座が半分づつ昇っており、その後、深夜にかけて冬の星座が南の空に高く昇っていきます。

季節が進むと、冬の星座が昇る時刻はどんどん早くなり、2月中旬の夜8時頃には南の空高く冬の大三角が輝きます。2月下旬の明け方には、冬の星座の多くは地平線に沈んでしまいます。

冬に見えない星座は?

冬に見やすくなる星座をご紹介してきましたが、では、冬に見られない星座とはどんな星座でしょう?

この時期に、地球から見て太陽と同じ方向にある星座は、日中に昇っているため夜間は見ることができません。12月から2月にかけて、太陽はさそり座からいて座やぎ座みずがめ座へと移っていくため、これらの星座の周りにある星座は夜間に見ることができないか、夜明け前や日没後の短い時間しか見ることができません。

これらの星座を見て何か気が付きませんか?
そう、12星座占いの誕生星座ですね。誕生日の夜には自分の誕生星座が見られないのは、日中に昇っているからなのです。

冬の星座全天星図

冬の星座の星図各種(クリックで大きな画像を開きます)をご用意しました。星座の学習にお役立てください。

四季の星座早見表(全天図)が入った88星座図鑑オリジナル「天体観測ノート(PDF)」を制作しました。ノートをダウンロードして印刷し、冬の星座観察、自由研究にご利用ください。

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