土星は、太陽系の6番目の惑星で、木星の次に大きいガスの惑星で、ドーナツのような形をしたを持っていることで有名です。

木星と同じく土星にも、タイタンを始めとする数多くの衛星があります。

1997年に打ち上げられた土星探査機「カッシーニ」が、2004年7月に土星の周回軌道に乗り、土星のさまざまな写真やデータを送り続けていましたが、2017年9月に20年にわたる活躍に幕を閉じました。

2022年の土星

2022年の土星は1年中やぎ座の中を移動します。やぎ座を順行する土星は、6月5日にを迎えると逆行に転じ、10月23日ので順行に戻ります。

2月5日のを過ぎると夜明け前の東の空に輝きますが、あまり高度はあがりません。を迎える8月15日頃には、東京の午前0時頃には南の空約40°の高さまで登り、視直径が約18秒、0.3等級の明るさとなり、観測のチャンスとなります。この頃、近くには木星が輝き、夏の大三角と共に夏から秋にかけての夜空を彩ります。

3月下旬から5月上旬にかけて、夜明け前の東の空には土星の他に金星火星木星などが並び、日によっては月も加わって賑やかな星空になります。一度に様々な惑星を観測できるチャンスとなりますので、お見逃しなく。

星座の中の土星の動き
図:星座の中の土星の動き
8月15日の土星
図:8月15日午前0時の東京の夜空
表:2022年の土星の主な動き
東矩11月11日
西矩5月16日
2月5日
8月15日
(順行から逆行)6月5日
(逆行から順行)10月23日

※国立天文台参考値

土星の

土星のは、小さな氷やチリがうすく集まって環のようにみえるもので、環の真ん中から外側にむけていくつかのに分かれています。帯と帯の間にはすきまがあり、すきまの部分だけが黒いすじとなって見えます。最も大きな黒いすじは「カッシーニのすきま」と呼ばれています。

土星の環
イメージ:土星の環

土星の環は、地球から見える角度が少しずつ変わっていきます。2009年にはちょうど土星の環を真横から見るようになり、非常に薄い環は、望遠鏡を使っても見えなくなってしまうという現象が起き、話題となりました。この現象は、15年に一度観ることができます。

地球から見た土星の環の動き
図:地球から見た土星の環の動き

観測メモ

ある程度、性能が良い天体望遠鏡であれば、土星の環を観ることができます。

基本データデータの見方

半径5.823 x 104 km(地球の約9.140倍)
質量5.683 x 1026 kg(地球の約95.161倍)
体積8.271 x 1014 Km3(地球の約763.594倍)
表面積4.261 x 1010 Km2(地球の約83.543倍)
表面温度-178℃~
自転周期10.656時間
太陽からの平均距離1.427 x 109 Km(9.537 AU)
近日点距離1.350 x 109 Km(9.023 AU)
遠日点距離1.504 x 109 Km(10.050 AU)
公転周期10,755.70 地球日
衛星タイタン、レア、エンケラドス、他