土星は、太陽系の6番目の惑星で、木星の次に大きいガスの惑星で、ドーナツのような形をしたを持っていることで有名です。

木星と同じく土星にも、タイタンを始めとする数多くの衛星があります。

1997年に打ち上げられた土星探査機「カッシーニ」が、2004年7月に土星の周回軌道に乗り、土星のさまざまな写真やデータを送り続けていましたが、2017年9月に20年にわたる活躍に幕を閉じました。

  • 2023年
  • 2024年

2023年の土星惑星の動き

年初にやぎ座の中にいた土星は、2月中旬にみずがめ座へと順行し、年内はみずがめ座の中を移動します。6月19日にを迎えると逆行に転じ、11月5日の留で順行に戻ります。

2月17日のを過ぎると夜明け前の東の空に輝きますが、あまり高度はあがりません。を迎える8月27日頃には、東京の午前0時頃には南の空約40°の高さまで昇り、視直径が約19秒、0.4等級の明るさとなり、観測のチャンスとなります。この頃、土星から地平線に向かって目をやるとみなみのうお座の1等星フォーマルハウトが明るく輝いています。

また、1月23日の日の入り後の西の空で、0.8等級の土星と-4等級の金星が接近し、美しい姿を見ることができます。

表:2023年の土星の主な動き
東矩11月23日
西矩5月28日
2月17日
8月27日
(順行から逆行)6月19日
(逆行から順行)11月5日

※国立天文台参考値

2024年の土星惑星の動き

2024年の土星は1年中みずがめ座の中を移動します。みずがめ座を順行する土星は、7月1日にを迎えると逆行に転じ、11月16日ので順行に戻ります。

表:2024年の土星の主な動き
東矩12月5日
西矩6月9日
2月29日
9月8日
(順行から逆行)7月1日
(逆行から順行)11月16日

※国立天文台参考値

土星の

土星のは、小さな氷やチリがうすく集まって環のようにみえるもので、環の真ん中から外側にむけていくつかのに分かれています。帯と帯の間にはすきまがあり、すきまの部分だけが黒いすじとなって見えます。最も大きな黒いすじは「カッシーニのすきま」と呼ばれています。

土星の環
イメージ:土星の環

土星の環は、地球から見える角度が少しずつ変わっていきます。2009年にはちょうど土星の環を真横から見るようになり、非常に薄い環は、望遠鏡を使っても見えなくなってしまうという現象が起き、話題となりました。この現象は、15年に一度観ることができます。

地球から見た土星の環の動き
図:地球から見た土星の環の動き

観測メモ

ある程度、性能が良い天体望遠鏡であれば、土星の環を観ることができます。

基本データデータの見方

半径5.823 x 104 km(地球の約9.140倍)
質量5.683 x 1026 kg(地球の約95.161倍)
体積8.271 x 1014 Km3(地球の約763.594倍)
表面積4.261 x 1010 Km2(地球の約83.543倍)
表面温度-178℃~
自転周期10.656時間
太陽からの平均距離1.427 x 109 Km(9.537 AU)
近日点距離1.350 x 109 Km(9.023 AU)
遠日点距離1.504 x 109 Km(10.050 AU)
公転周期10,755.70 地球日
衛星タイタン、レア、エンケラドス、他