秋の星座早見表から秋を代表する星座の1つ「みずがめ座」についてご紹介します。
和名 | みずがめ(水瓶) |
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学名 | Aquarius |
略符 | Aqr |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:22h20m / 赤緯:-13° |
面積 | 277平方度 |
20時正中 | 10月22日 |
南中高度 | 約41° |
主な季節 | 秋 |
肉眼星数 | 約170個 |
星図 | IAUの星図を見る |
みずがめ座は、水瓶をかかえる美少年ガニメデスの姿を表した星座です。黄道十二星座の1つでもあるみずがめ座ですが、暗い星が多く目立つ星座ではありません。
ギリシャ神話では、大神ゼウスがお酒のお酌をさせるためにさらってきた美少年ガニメデスが星座になったと言われています。みずがめからこぼれ出た不老不死の酒は、みなみのうお座の口へ流れ込んでいます。
みずがめ座に 放射点を持つ流星群には、毎年、ゴールデンウィークに活発になる「みずがめ座η流星群」、夏休みに活発になる「みずがめ座δ流星群」があります。
流星は、放射点を中心に四方八方へ飛び出すように流れて見えます。放射点の近くでは流星は短く、離れるほど長くなって見えます。また、放射点の高度が高いほど流星は見えやすくなります。
毎年、ゴールデンウィークの時期に活発になる流星群で、放射点がみずがめ座のη星付近にあります。
この流星群の母彗星は、有名なハレー彗星です。
毎年5月6日頃に 極大となり(年により異なります)、1時間に10個ほどの流星が見られます。
2021年は5月6日午前11時頃に極大となる予想です。深夜2時頃に月が昇ってきますが、大きな影響は無く、極大前の深夜から未明にかけてが観測のチャンスとなります。
毎年、夏休みを含む7月15日~8月20日頃に活発になる流星群で、放射点がみずがめ座のδ星付近にあります。南群と北群に分かれますが、特に活発な南群を主としています。
この流星群の母彗星は、マックホルツ彗星です。
あまり大きなピークがない流星群ですが長い期間にわたって見られます。7月末に極大となり(年により異なります)、1時間に10個ほどの流星が見られます。
2021年は7月28日〜30日ごろに極大となる予想です。午後9時頃から明るい月が昇ってくるため、月明かりの影響が大きく観測にはあまり良い条件ではありません。
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