天王星は、太陽系木星土星に次ぐ大きな惑星で、おもに氷とガスでできた水色の星です。模様がほとんど見られない美しい水色は、大気中に含まれるメタンが赤色光を吸収するためと考えられています。

傾いた天王星と環
図:傾いた天王星と環

地軸が大きくいて寝そべったような状態で自転しているしい星ですが、なぜ、大きく傾いているのかはまだ良く分かっていません。

天王星には、アリエル、ウンブリエル、チタニア、オベロン、ミランダの5大衛星の他に20を超える衛星が見つかっており、さらに、13本のがあることも知られています。

  • 2022年
  • 2023年

2022年の天王星惑星の動き

2022年の天王星は1年中おひつじ座の中を移動します。2021年8月20日のから続く逆行は、1月19日の順行に転じ、8月25日の留で再び逆行となります。

を迎える11月9日頃には、東京の午前0時頃には南の空約70°の高さまで登り観測のチャンスとなりますが、明るさが5.7等級と暗いため見つけるのは難しいかもしれません。

11月8日には、皆既月食の最中に天王星が月に隠れる天王星食が観られます。月食と重なる大変珍しい現象ですので、月食と併せて観測にチャレンジしましょう。東京では20時41分に皆既中の月に潜入し、21時22分に皆既が終わった月から出現します。

表:2022年の天王星の主な動き
東矩1月31日
西矩8月11日
5月5日
11月9日
(順行から逆行)8月25日
(逆行から順行)1月19日

※国立天文台参考値

2023年の天王星惑星の動き

2022年の天王星は1年中おひつじ座の中を移動します。2022年8月25日のから続く逆行は、1月23日の留で順行に転じ、8月29日ので再び逆行となります。

を迎える11月14日頃には、東京の午前0時頃には南の空約70°の高さまで登り観測のチャンスとなりますが、明るさが5.6等級と暗いため見つけるのは難しいかもしれません。

表:2023年の天王星の主な動き
東矩2月4日
西矩8月16日
5月10日
11月14日
(順行から逆行)8月29日
(逆行から順行)1月23日

※国立天文台参考値

観測メモ

天王星は大きな星ですが、地球から遠く離れているため、地球上からは暗く小さく見えます。このため、一般的な天体望遠鏡では観測が難しい惑星の1つです。

基本データデータの見方

半径2.536 x 104 km(地球の約3.981倍)
質量8.681 x 1025 kg(地球の約14.536倍)
体積6.833 x 1013 Km3(地球の約63.085倍)
表面積8.083 x 109 Km2(地球の約15.847倍)
表面温度-216℃~
自転周期-17.240時間(逆行)
太陽からの平均距離2.871 x 109 Km(19.189 AU)
近日点距離2.735 x 109 Km(18.280 AU)
遠日点距離3.006 x 109 Km(20.100 AU)
公転周期30,687.15 地球日
衛星アリエル、ウンブリエル、チタニア、オベロン、ミランダ、他