オリオン座流星群について
オリオン座流星群は、放射点がオリオン座のξ星付近にある流星群です。
10月初旬〜11月上旬にかけて活発になり、10月21日頃に極大となります(年により異なります)。この流星群の母彗星は、約75年毎に地球に接近する有名なハレー彗星(1P/Halley)です。
1時間に100個ほどの流星が見られた年もありましたが、近年は数十個ほどになっています。数は減ってきていますが、流星痕が見られる明るい流星も多い見応えのある流星群です。
基本データデータの見方

和名 | オリオン座流星群 |
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学名 | Orionids (008 ORI) |
出現期間 | 10月2日~11月7日 |
極大日 | 10月21日〜22日(年により異なります) |
放射点 | 赤経:6h20m0s 赤緯:+15.5° |
星座 | オリオン座 |
母天体 | ハレー彗星 (1P/Halley) |
ZHR | 15〜20 |
出現数 | 1時間に10~20個 |
速さ | 速い(67Km/秒) |
- 2026年
- 2025年
オリオン座流星群 2026年10月22日に極大
2026年のオリオン座流星群は、10月2日〜11月7日にかけて活発となり、10月22日午前3時頃(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。極大の時刻には放射点が高く昇り、22日午前1時半頃には月も沈んでしまうため、月明かりの影響が無く、観測にはとても良い条件となります。月が沈んだ後の、22日午前2時〜夜明け前が観測のチャンスとなります。
天頂出現数(ZHR)が20〜25とされており、1時間に15〜20個ほどの流星が観測できると予想されています。極大日の前後1〜2日間は出現数がほぼ変わらないため、20日夜から21日明け方、あるいは22日夜から23日明け方も観測のチャンスとなります。
この時期には冬の大三角が夜空に輝き、明るい木星や土星、火星も昇っています。これらの惑星を天体望遠鏡で観察しながら、流星群も楽しんでみてはいかがでしょうか。
東京では、10月21日午後9時頃に、放射点が東北東の空に昇り、その後どんどん高度を上げていきます。この頃、上弦を過ぎた明るい月が昇っていて月明かりが邪魔になりますが、22日午前1時24分には月が沈み、観測の好機となります。
極大の時刻となる22日午前3時頃には放射点が南の空70度ほどの高さになり、空全体に流れる流星を見つけやすくなるでしょう。
オリオン座流星群 2025年10月21日に極大
2025年のオリオン座流星群は、10月2日から11月7日にかけて活発となり、10月21日午後9時頃(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。極大の時刻には放射点がまだ低い位置にありますが、月明かりの影響が無く、観測には良い条件となります。
天頂出現数(ZHR)が20とされており、天気が良ければ1時間に10〜15個ほどの流星が観測できると予想されています。極大を少し過ぎた21日午後11時頃から、放射点が高く昇る22日午前3時頃までが見頃となります。
また、極大日の前後1〜2日間は出現数がほぼ変わらないため、20日夜から21日明け方、あるいは22日夜から23日明け方も観測のチャンスとなります。
この時期には冬の大三角が夜空に輝き、明るい木星(約マイナス2.3等級)や土星も昇っています。これらの惑星を天体望遠鏡で観察しながら、流星群も楽しんでみてはいかがでしょうか。
東京では、10月21日午後9時頃に、放射点が東北東の空に昇り、その後どんどん高度を上げていきます。22日の午前3時頃には放射点が南の空70度ほどの高さになり、空全体に流れる流星を見つけやすくなるでしょう。
オリオン座流星群 観測のポイント
明るく速度が速い流星が特長のオリオン座流星群ですが、流星は、放射点を中心に四方八方へ放射状に飛び出すように流れて見えるため、空全体を眺めるのがポイント。街灯などの光が邪魔にならない場所を選び、目を慣らすために暗い場所で15分ほど待ってから、広い範囲の空を見上げるようにしましょう。
木々に囲まれた山の上より、できるだけ空が大きく見渡せる開放的な場所で観測しましょう。月が出ている時は、月を背にして、暗い方の空を眺めるようにしましょう。
近年は流星の数も減ってきていますが、見応えのある流星群ですので、お見逃し無く。