こいぬ座について

こいぬ座

こいぬ座(小犬座)は、明るい2つの星だけで小犬の姿を形作る小さな冬の星座です。
2世紀にプトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つで、天の川をはさんでおおいぬ座と反対側にあります。1等星のプロキオンは、冬の大三角を形作る星の1つになっています。

こいぬ座 基本データデータの見方

和名こいぬ座(小犬座)
学名Canis Minor
略符CMi
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:7h30m0s 赤緯:+6°
面積183平方度
20時正中3月9日ごろ
正中高度約60°
主な季節
肉眼星数約40個

こいぬ座にまつわる神話

ギリシャ神話では、おおいぬ座と一緒の物語に登場し、狩人オリオンが連れていた猟犬とも、狩人アクタイオンが連れていた猟犬とも言われています。

こいぬ座の見つけ方

こいぬ座の季節は冬〜春。3月上旬の午後8時頃には南の空60°ほどの高さまで昇り、見ごろを迎えます。
南の空で天の川を囲むように輝く冬の大三角が目印で、東の頂点にあるのがこいぬ座のα星プロキオンです。おもに明るい2つの星だけで形作られる小さな星座で、小犬の姿を想像するのは難しいかもしれません。

※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。

冬の大三角をガイドにした、冬を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

こいぬ座の探し方
図:こいぬ座の探し方

季節の星座一覧件)