へびつかい座について

へびつかい座(蛇遣い座)は、へび(へび座)にからみつかれる医神アスクレピオスの姿を表した星座です。2世紀にプトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つです。
夏の夜、南の空低く、さそり座のアンタレスとヘルクレス座の頭とのあいだに、将棋の駒のような形をした星の並びが見つかります。駒の頂点にあたる星は2等星ですが、他の星はこれよりも暗いので、見つけにくいかもしれません。
へびつかい座 基本データデータの見方
和名 | へびつかい座(蛇遣い座) |
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学名 | Ophiuchus |
略符 | Oph |
設定者 | プトレマイオス(トレミー) |
概略位置 | 赤経:17h10m0s 赤緯:-5° |
面積 | 948平方度 |
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20時正中 | 8月4日ごろ |
正中高度 | 約49° |
主な季節 | 夏 |
肉眼星数 | 約160個 |
へびつかい座にまつわる神話
ギリシャ神話では、優れた医者であったアスクレピオスの物語が伝えられています。
音楽の神アポロンと人間の間に生まれたアスクレピオスは、医者として多くの人々を救いました。しかし、人間はいつかは死ぬもの。アスクレピオスは不老不死を求めて研究を重ね、ついに死者をよみがえらせることができるようになりました。死者の国を司る神々は、これに怒り、アスクレピオスを殺して星座にしたと言われています。