夏の星座早見表から夏を代表する星座の1つ「はくちょう座」についてご紹介します。
和名 | はくちょう(白鳥) |
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学名 | Cygnus |
略符 | Cyg |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:20h30m / 赤緯:+43° |
面積 | 804平方度 |
20時正中 | 9月24日 |
南中高度 | 約N83° |
主な季節 | 夏 |
肉眼星数 | 約260個 |
星図 | IAUの星図を見る |
はくちょう座は、天の川にそって大きな翼を広げた白鳥の姿を表した星座です。夏の夜空でひときわ目立つ星座で、1等星のデネブをはじめ、アルビレオなどの明るい星が大きな十字の形を作っています。デネブは夏の大三角を作る星の1つとなっています。
ギリシャ神話では、大神ゼウスが美しいスパルタの王妃レダを気に入り、ひそかに合いに行くために白鳥に姿を変えたという物語がはくちょう座の由来の1つと言われています。
毎年、夏休み中の8月8日~8月25日頃に活発になる 流星群で、放射点 がはくちょう座とりゅう座の境にあります。
あまり活発ではない流星群ですが、ゆっくり流れる流星が特長で、よく火球が見られることで知られています。火球とはマイナス3等級にもなる特に明るい流星で、爆発しながら流れるような流星が見られることもあります。
8月18日頃に極大となりますが(年により異なります)、1時間に1~2個程度の流星となります。同じ時期にペルセウス流星群があるためあまり目立ちませんが、火球が見られるチャンスです。
2019年は8月18日に極大となる予想です。満月過ぎの明るい月が一晩中昇っているため、月明かりの影響が大きく、観測には悪い条件となるでしょう。
流星は、放射点を中心に四方八方へ飛び出すように流れて見えます。放射点の近くでは流星は短く、離れるほど長くなって見えます。また、放射点の高度が高いほど流星は見えやすくなります。
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