宇宙空間をただよう小天体地球大気に飛び込んで、発光する現象流星です。一般には、流れ星とも呼ばれます。

流星のもとになる小天体は流星物質と呼ばれ、多くは0.1ミリメートル以下のチリのようなものですが、中には数センチメートルもの大きさを持つものもあり、燃えつきずに地上に落下したものが隕石です。

流星群

流星物質の多くは、彗星が残していったチリです。彗星からは太陽からの熱や風によって表面の氷やチリがガスのように吹き出しています。吹き出したチリは太陽のまわりを公転し続けます。

このチリの集まりの中に地球が入ると、短い期間の間にたくさんの流星を見ることができます。これを流星群と呼んでいます。毎年同じ時期に、同じ流星物質の集まりの中に入るため、流星群が見られる時期は決まっています。

星座と放射点

毎年、夏休みの間に見られる「ペルセウス座流星群」が有名ですが、流星群にはどうして星座の名前が付いているのでしょう。

流星群のもとになる流星物質は毎年同じ方向から地球に飛び込んで来るため、流星が飛び出してくる場所は、天球の1点に集まります。この点は放射点または輻射点と呼ばれ、この点がある星座によって「ペルセウス座流星群」や「オリオン座流星群」などの名前が付けられています。

流星は、放射点を中心に四方八方へ飛び出すように流れて見えます。放射点の近くでは流星は短く、離れるほど長くなって見えます。また、放射点の高度が高いほど流星は見えやすくなります。

流星群の期間中で、特に流星が多く見られる日を極大日と呼びます。単にピークと呼ぶこともあります。極大日は年によって少しちがってきます。

流星群の放射点
図:オリオン座流星群の放射点

おもな流星群

現在、800を超える流星群が確認されており、2021年時点で112の流星群が国際天文学連合により公式に確定しています。

毎年、比較的活発に観測されるおもな流星群を以下の表にまとめました。この中でも、しぶんぎ座流星群ペルセウス座流星群ふたご座流星群は3大流星群と呼ばれ、毎年多くの流星が観測されています。

表:おもな流星群
名称星座時期
しぶんぎ座流星群りゅう座1月1日~1月7日頃
4月こと座流星群こと座4月16日~4月25日頃
みずがめ座η流星群みずがめ座4月25日~5月20日頃
みずがめ座δ流星群みずがめ座7月15日~8月20日頃
やぎ座α流星群やぎ座7月10日~8月25日頃
ペルセウス座流星群ペルセウス座7月20日~8月20日頃
はくちょう座κ流星群はくちょう座8月8日~8月25日頃
10月りゅう座流星群りゅう座10月5日~10月13日頃
オリオン座流星群オリオン座10月10日~11月5日頃
おうし座南流星群おうし座9月25日~11月30日頃
おうし座北流星群おうし座10月15日~11月30日頃
しし座流星群しし座11月5日~11月25日頃
ふたご座流星群ふたご座12月5日~12月20日頃
こぐま座流星群こぐま座12月18日~12月24日頃

※しぶんぎ座は現在の88星座にはありませんが、命名当時の名前が今も使われています。