3大流星群の1つ「ペルセウス座流星群」は、7月17日~8月24日にかけて活発になり、2024年8月12日午後11時頃(前後する場合があります)に極大となる予想です。多くの地域では極大の前に月が沈んでしまうので、その後は一晩中好条件で観測することができます。北東の方角にある放射点が高く昇る12日夜中〜13日未明が観測のチャンスです。
条件が良ければ、速度の速い流星が1時間に30〜50個ほど見られると期待されていますので、夏の夜の一大イベントをお見逃し無く。
ペルセウス座流星群について
ペルセウス座流星群は、放射点がペルセウス座の肩のあたりにある流星群です。
7月下旬〜8月下旬にかけて活発となり、8月12日~13日頃に極大となります(年により異なります)。しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並び3大流星群の1つにもなっています。流星の基になるチリを放出している母彗星は、133年周期で回帰するスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)です。
条件が良ければ1時間に100個の流星が見られたこともある、とても見応えのある流星群です。
基本データデータの見方
和名 | ペルセウス座流星群 |
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学名 | Perseids (007 PER) |
出現期間 | 7月17日~8月24日(IMO) |
極大日 | 8月12日23時(2024年) |
放射点 | 赤経:3h12m0s 赤緯:+57.6° |
星座 | ペルセウス座 |
母天体 | スイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle) |
ZHR | 100 |
出現数 | 1時間に30~100個 |
速さ | 速い(60Km/秒) |
- 2024年
- 2023年
ペルセウス座流星群 2024年8月12日に極大
ペルセウス座流星群は、7月17日~8月24日にかけて活発になり、8月12日午後11時頃(前後する場合があります)に極大となる予想です。北東の方角にある放射点は、極大の時刻にはまだ低い位置にありますが、13日深夜にかけてどんどん高くなっていきます。月は午後10時過ぎには沈んでしまうため、月明かりの影響も無く観測にはとても良い条件となります。一晩中好条件で観測することができますが、放射点が高く昇る13日深夜〜未明までが見ごろとなるでしょう。
12日夜から13日深夜、または13日夜から14日深夜が観測のチャンスとなります。天気に恵まれれば、速度の速い流星が1時間に30〜50個ほど見られると予想され、流星痕が残る流星も多く、火球が見られるかもしれません。
ペルセウス座流星群 2023年8月13日に極大
ペルセウス座流星群は、7月17日~8月24日にかけて活発になり、8月13日午後4時〜5時頃(前後する場合があります)に極大となる予想です。極大が日中になってしまいますが、月が昇る14日午前2時半頃(13日午前1時半頃)までは、月明かりの影響も無く観測には良い条件となります。その後、月が昇ってきますが、新月前の細い月(月齢26前後)のため影響は限定的で、放射点が高く昇る午前3時〜4時頃までが見ごろとなるでしょう。
13日夜から14日深夜、または8月12日夜から13日深夜が観測のチャンスとなります。天気に恵まれれば、速度の速い流星が1時間に30〜40個ほど見られると予想され、流星痕が残る流星も多く、火球が見られるかもしれません。2年続けてお天気に恵まれなかった地域も多いので、2023年には期待したいですね。
ペルセウス座流星群 観測のポイント
放射点が高く、観測がしやすいペルセウス座流星群ですが、流星は、放射点を中心に四方八方へ放射状に飛び出すように流れて見えるため、空全体を眺めるのがポイント。街灯などの光が邪魔にならない場所を選び、目を慣らすために暗い場所で15分ほど待ってから、広い範囲の空を見上げるようにしましょう。
木々に囲まれた山の上より、できるだけ空が大きく見渡せる開放的な場所で観測しましょう。月が出ている時は、月を背にして、暗い方の空を眺めるようにしましょう。
放射点の近くでは流星は速く短く、放射点から離れるほど長くなって見えます。多くの流星は1秒未満で見えなくなってしまいますが、ペルセウス座流星群は、1秒を超えて流れる大きな流星も多いので、願い事にチャレンジしてみてはいかがですか。