コップ座について

コップ座

コップ座は、古代ギリシャのの形を表した春の星座です。
2世紀にプトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つで、うみへび座の背に乗り、六角形と四角形を組み合わせた形をしています。いちばん明るい星でも4等星という暗い星座です。

コップ座 基本データデータの見方

和名コップ座
学名Crater
略符Crt
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:11h20m0s 赤緯:-15°
面積282平方度
20時正中5月7日ごろ
正中高度約39°
主な季節
肉眼星数約30個

コップ座にまつわる神話

ギリシャ神話では、酒の神ディオニュソスが使っていたとも、音楽の神アポロンが使っていた盃とも言われています。

コップ座の見つけ方

コップ座の季節は春。5月上旬の午後8時頃には南の空40°ほどの高さに昇り、見ごろを迎えます。
春の大三角を作るおとめ座の1等星スピカの西に六角形と四角形を合わせた形に並んだコップ座が見つかります。分かりやすい形をしていますが、暗い星で形作られるため、見つけるのは難しいかもしれません。

コップ座は、南西から南東にかけて天の川に添うように横たわる巨大なうみへび座の背に乗っているようにも見えます。

※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。

春の大曲線春の大三角、北斗七星をガイドにした春を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

季節の星座一覧件)