うみへび座について

うみへび座

うみへび座(海蛇座)は、夜空をのたうつ大きな海蛇の姿を表した春の星座です。
2世紀にプトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つです。全天で1番大きな星座(1303平方度)ですが、明るい星は心臓に位置する2等星アルファルドしかないため見つけにくい星座です。

うみへび座 基本データデータの見方

和名うみへび座(海蛇座)
学名Hydra
略符Hya
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:10h30m0s 赤緯:-20°
面積1303平方度
20時正中4月24日ごろ
正中高度約34°
主な季節
肉眼星数約230個

うみへび座にまつわる神話

ギリシャ神話では、勇者ヘルクレスが退治した水ヘビの怪物ヒドラの姿と言われています。ヒドラは、頭が9つもあった怪物で、猛毒武器に人々をらせていました。

うみへび座の見つけ方

うみへび座の季節は春。4月下旬の午後8時頃には南西の空50°ほどの高さから南東の地平線まで広がり、見ごろを迎えます。
冬の大三角を作るこいぬ座の1等星プロキオンとおおいぬ座の1等星シリウスを結んだ線を軸にして、オリオン座の1等星ベテルギウスと反対方向に目をやると、うみへびの心臓にあたるα星アルファルドが見つかります。

3等星以下の暗い星が多いので見つけにくいかもしれませんが、頭(南西)から尾(南東)にかけて、天頂までの半分近くを占める巨大なうみへびが、天の川に添うように横たわる姿を探してみましょう。

※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。

春の大曲線春の大三角、北斗七星をガイドにした春を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

季節の星座一覧件)