流星雨が見られる事でも知られる「しし座流星群」は、秋が深まる11月に入ると活発となり、2024年11月17日午後8時頃(前後する場合があります)に極大となる予想です。月明かりの影響があり、観測には良い条件とは言えませんが、放射点が高くなる18日深夜から未明、または、前後1日が観測のチャンスとなります。

流星雨の予想は出ていませんが、条件が良ければ1時間に5〜10個程度の流星が見られるでしょう。流星痕が残る流星も多く、明るい火球が見られるかもしれません。

しし座流星群について

しし座流星群は、放射点しし座γ星付近にある流星群です。
11月上旬〜下旬に活発になり、11月17日~18日頃に極大となります(年により異なります)。この流星群の母彗星は、33年周期でまわるテンペル・タットル彗星 (55P/Tempel-Tuttle)です。

普段は速度の速い流星が1時間に数個〜十数個ほど見られる中規模の流星群ですが、年により1時間に数千個を超える流星雨(流星嵐)が出現することでも知られています。イギリスの天文学者デイヴィッド・アッシャーらによる流星雨の出現予測に関するダストレイル理論の確立にも貢献し、天文学の分野でも注目される流星群の一つです。

約33年に一度、母彗星が太陽に回帰する時期には流星雨になることもあり、古くからヨーロッパやアメリカを中心に大出現の記録がいくつも残されています。日本でも2001年に流星が大出現する流星雨になり話題となりました。その後は、あまり活発な動きはありません。

基本データデータの見方

しし座流星群と放射点
図:しし座流星群と放射点
表:しし座流星群データ
和名しし座流星群
学名Leonids (013 LEO)
出現期間

11月6日~11月30日(IMO)

極大日11月17日20時(2024年)
放射点赤経:10h8m0s 赤緯:+21.6°
星座しし座
母天体テンペル・タットル彗星 (55P/Tempel-Tuttle)
ZHR10〜15
出現数1時間に10~30個
速さ速い(71Km/秒)
  • 2024年
  • 2023年

しし座流星群 2024年11月17日に極大

しし座流星群は、11月6日〜30日にかけて活発となり、11月17日午後8時頃(前後する場合があります)に極大となる予想です。極大の時刻には、放射点がまだ地平線の下に沈んでおり、ほぼ満月の明るい月が一晩中昇っているため、観測には悪い条件となります。

放射点が高くなる18日深夜から未明、または、前後1日が観測のチャンスとなります。月明かりが邪魔になるので、月を背にしてできるだけ空全体に目を向ける事が観測のポイントとなります。

18日深夜には、天頂近くで、おうし座の2本の角の間で明るく輝く木星(約-2.8等級)と、満月を少し過ぎた明るい月が並ぶ美しい姿を見ることができます。

東京では11月17日の午後11時頃にしし座と共に放射点が東北東の空に昇ります。この時すでに、満月を過ぎたばかりの明るい月(月齢16前後)が昇っています。その後、放射点は次第に高度を上げ、夜明け前の18日午前6時頃に最も高くなります。月明かりが邪魔になりますが、放射点の高度が高くなる18日午前3時〜5時頃が観測のチャンスとなります。

しし座流星群 2023年11月18日に極大

しし座流星群は、11月6日〜30日にかけて活発となり、11月18日午後2時頃(前後する場合があります)に極大となる予想です。新月過ぎの細い月(月齢5前後)が18日夜には沈んでしまうため月明かりの影響は無いのですが、極大の時刻が日中となってしまうため、観測にはあまり良い条件とは言えません。

放射点が高くなる19日深夜から未明、または、前後1日が観測のチャンスとなります。1時間に5〜10個程度の流星が見られると予想されています。流星痕が残る流星も多く、明るい火球が見られるかもしれません。

近年、流星雨の出現予測に使われるダストレイル理論による計算では、極大を過ぎた21日21時頃にも活発になる予想(1767 dust trail, ZHR10-15)が出ていますので、極大日を過ぎても観測のチャンスがあります。

東京では11月18日の午後11時頃にしし座と共に放射点が東北東の空に昇り、その後、放射点は次第に高度を上げ、夜明け前の19日午前6時頃に最も高くなります。午後9時頃には月が沈んでしまうので、できるだけ空全体に目を向けながら観測すると良いでしょう。

しし座流星群 観測のポイント

明るく速度が速い流星が特長のしし座流星群ですが、流星は、放射点を中心に四方八方へ放射状に飛び出すように流れて見えるため、空全体を眺めるのがポイント。街灯などの光が邪魔にならない場所を選び、目を慣らすために暗い場所で15分ほど待ってから、広い範囲の空を見上げるようにしましょう。

木々に囲まれた山の上より、できるだけ空が大きく見渡せる開放的な場所で観測しましょう。月が出ている時は、月を背にして、暗い方の空を眺めるようにしましょう。

近年は大規模な流星雨となる年は少ないですが、小規模の流星雨となる事もある見応えのある流星群ですので、お見逃し無く。

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