おうし座北流星群について

おうし座流星群は、放射点おうし座の中にある流星群です。
放射点や活動時期が異なる南流星群(南群)と北流星群(北群)の2つに分かれています。この流星群の母彗星は、エンケ彗星です。

北流星群は、10月下旬〜12月上旬にかけて活発になり、11月12日頃に極大となりますが(年により異なります)、他の流星群とはちがって大きなピークがなく、長い期間にわたって1時間に数個ほどの流星が見られます。

基本データデータの見方

おうし座北流星群と放射点
図:おうし座北流星群と放射点
表:おうし座北流星群データ
和名おうし座北流星群
学名Northern Taurids (017 NTA)
出現期間10月20日~12月10日
極大日11月12〜13日(年により異なります)
放射点赤経:3h52m0s 赤緯:+22.7°
星座おうし座
母天体エンケ彗星 (2P/Encke)
ZHR5
出現数1時間に3~10個
  • 2026年
  • 2025年

おうし座北流星群 2026年11月13日頃に極大

2026年のおうし座北流星群(おうし座流星群北群)は、10月20日から12月10日にかけて活発となり、11月12日から13日頃(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。月明かりの影響が無く、観測にはとても良い条件です。放射点が高く昇る12日午後10時頃から13日未明が観測のチャンスとなります。

出現数は控えめですが、比較的明るく、ゆっくりと流れる流星が1時間に数個程度見られるでしょう。極大は明確ではなく数日間にわたり緩やかなピークを迎えるため、前後数日間の観測も有効です。

この時期には冬の大三角が夜空に輝き、さらに、明るい木星土星も昇っています。流星観測の合間に、天体望遠鏡でこれらの天体も観察してみてはいかがでしょうか

東京では11月12日午後4時37分の日の入り後しばらくして放射点が東北東の空に昇り、その後、次第に高度を上げていきます。13日午前0時頃には75度ほどの高さまで昇り、見られる流星の数も増えてきます。月明かりの影響が無いので、一晩中観測することができるでしょう。

おうし座北流星群 2025年11月13日頃に極大

2025年のおうし座北流星群(おうし座流星群北群)は、10月20日から12月10日にかけて活発となり、11月12日から13日頃(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。12日午後11時半頃には下弦の月が昇りますが、月明かりの影響は限定的で、放射点も高くなるため、観測には比較的良い条件です。特に、12日午後9時から月が昇るまでの間や、13日午前0時前後から深夜にかけてが観測のチャンスで、1時間に数個の流星が見られるでしょう。

また、この時期には冬の大三角が夜空に輝き、さらに、明るい木星や環が細くなった土星も昇っています。流星観測の合間に、天体望遠鏡でこれらの天体も観察してみてはいかがでしょうか。

東京では11月12日の日没後しばらくして、放射点が東北東の空に昇り、その後、次第に高度を上げていきます。下弦の月が昇る午後11時半頃までは月明かりの影響が無く観測のチャンスとなります。月が昇った後も放射点の高度が充分高いので、13日午前0時前後から深夜にかけても観測を続けられます。月を背にしてできるだけ空全体に目を向ける事が観測のポイントとなります。

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