おうし座南流星群 2022年
おうし座南流星群(おうし座流星群南群)は、2022年11月6日頃(前後する場合があります)に極大となる予想です。満月前の月明かりの影響が大きく、観測には良い条件とは言えません。
この時期、おうしの2本の角の間には、12月1日に最接近する火星が赤く明るく輝いている姿を見ることができます。
東京では11月5日の日没後しばらくして、放射点が東北東の空に昇り、その後、放射点は次第に高度を上げ、6日午前0時過ぎには最も高くなります。放射点が昇る前に既に満月前の明るい月(月齢11前後)が昇っており、月明かりが邪魔になります。月が沈む6日午前3時半移行が観測のチャンスとなるでしょう。

(2022年11月6日午前0時の東京の空)
おうし座南流星群について
おうし座流星群は、毎年、10月中旬から11月下旬にかけて活発になる流星群で、放射点がおうし座の中にあります。南流星群(南群)と北流星群(北群)の2つに分かれています。この流星群の母彗星は、エンケ彗星です。
南流星群は、11月5日頃に極大となりますが(年により異なります)、他の流星群とはちがって大きなピークがなく、長い期間にわたって1時間に数個ほどの流星が見られます。
基本データデータの見方

和名 | おうし座南流星群 |
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学名 | Southern Taurids (002 STA) |
出現期間 | 9月10日~11月20日(IMO) |
極大日 | 11月6日(2022年) 10月10日(IMO) |
放射点 | 赤経:3h28m0s 赤緯:+15° |
星座 | おうし座 |
母天体 | エンケ彗星 (2P/Encke) |
ZHR | 5 |
出現数 | 1時間に5~10個 |