2025年おうし座流星群(南群)概要
「おうし座流星群」は、放射点がおうし座の中にある流星群で、南群と北群に分かれています。南群(おうし座南流星群)は、2024年11月5日〜6日(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。明るい満月が昇っているため、月明かりの影響があり、観測条件は良くありません。
おうし座南流星群について
おうし座流星群は、放射点がおうし座の中にある流星群です。
放射点や活動時期が異なる南流星群(南群)と北流星群(北群)の2つに分かれています。この流星群の母彗星は、エンケ彗星です。
南流星群は、9月中旬〜11月下旬にかけて活発になり、11月5日頃に極大となりますが(年により異なります)、他の流星群とはちがって大きなピークがなく、長い期間にわたって1時間に数個ほどの流星が見られます。
基本データデータの見方
和名 | おうし座南流星群 |
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学名 | Southern Taurids (002 STA) |
出現期間 | 9月10日~11月20日(IMO) |
極大日 | 11月5〜6日(2025年IMO) |
放射点 | 赤経:3h28m0s 赤緯:+15° |
星座 | おうし座 |
母天体 | エンケ彗星 (2P/Encke) |
ZHR | 5 |
出現数 | 1時間に5~10個 |
- 2025年
- 2024年
- 2023年
おうし座南流星群 2024年11月6日頃に極大
2025年のおうし座南流星群(おうし座流星群南群)は9月20日から11月20日にかけて活動が活発になり、11月5日から6日にかけて極大を迎えると予測されています。しかし、満月(スーパームーン)が放射点の近くを移動するため、月明かりの影響が大きく、観測条件はあまり良くありません。
観測する場合、放射点が高く昇る6日深夜が見頃となりますが、1時間に数個の流星が見られる程度でしょう。月に背を向けて、広い範囲の空を眺めると流星が見つけやすくなります。
また、この時期には冬の大三角が夜空に輝き、さらに、明るい木星や土星も昇っています。流星観測の合間に、天体望遠鏡でこれらの天体も観察してみてはいかがでしょうか。
東京では11月5日の日没後しばらくして放射点が東北東の空に昇ります。この頃、明るい満月(月齢14.6)が既に昇っており、月明かりが邪魔になります。その後、放射点は次第に高度を上げ、6日午前0時過ぎには最も高くなり観測のチャンスとなります。
おうし座南流星群 2024年11月6日頃に極大
2024年のおうし座南流星群(おうし座流星群南群)は、9月20日〜11月20日にかけて活発となり、11月5日〜6日頃(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。日の入り後2時間ほどで月も沈むため、月明かりの影響がなく、観測には良い条件となります。放射点が高く昇る6日深夜が見頃となるでしょう。
この時期、おうしの2本の角の間に、明るく輝く木星(約マイナス2.7等級)の姿を見ることができます。
東京では11月5日の日没後しばらくして放射点が東北東の空に昇ります。この頃、新月過ぎの細い月(月齢4前後)が昇っていますが、午後7時頃には沈みます。その後、放射点は次第に高度を上げ、6日午前0時過ぎには最も高くなり観測のチャンスとなります。
おうし座南流星群 2023年11月6日頃に極大
おうし座南流星群(おうし座流星群南群)は、9月20日〜11月20日にかけて活発となり、11月5日〜6日頃(前後する場合があります)に極大を迎えると予測されています。下弦の月が一晩中昇っているため、月明かりの影響があり、観測には良い条件とは言えません。
この時期、放射点のすぐぞばには明るく輝く木星(約マイナス2.9等級)の姿を見ることができます。
東京では11月5日の日没後しばらくして放射点が東北東の空に昇り、その後、放射点は次第に高度を上げ、6日午前0時過ぎには最も高くなります。午後11時頃には下弦の月(月齢22前後)が昇ってきて、月明かりが邪魔になります。月が昇る前が観測のチャンスとなるでしょう。月が昇った後は、月を背にしてできるだけ空全体に目を向ける事が観測のポイントとなります。