ペルセウス座について

ペルセウス座

ペルセウス座は、ギリシャ神話に登場する秋の夜空を彩る星座たちの主人公、勇者ペルセウスの姿を表した星座です。2世紀にプトレマイオスによりまとめられた「トレミーの48星座」の1つで、毎年、お盆のころに活発になるペルセウス座流星群が見られることでも知られています。

秋の大四辺形からアンドロメダ座へと目を向けると、その足下近くに、片方の腕を振り上げる人のような形をした星の並びが見つかります。形が複雑で分かりにくいかもしれません。

ペルセウス座 基本データデータの見方

和名ペルセウス座
学名Perseus
略符Per
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:3h20m0s 赤緯:+42°
面積615平方度
20時正中1月5日ごろ
正中高度約N84°
主な季節
肉眼星数約160個

ペルセウス座にまつわる神話

ギリシャ神話では、ペルセウスの大冒険の物語が伝えられています。

アルゴスの王女ダナエとゼウスの間に生まれたペルセウスは、セリポス島きっての勇敢な若者へと成長しました。セリポス島には、髪の毛の1本1本がヘビで、その顔を見た者はたちまち石になってしまうという恐ろしい魔女 メドューサが住んでいて、たくさんの人々が石に変えられていました。

ある日、ペルセウスは、アテナ神のと、ヘルメス神のの付いたサンダル、ハデス神のかくれを身につけ、メドューサを退治に出かけました。ペルセウスは、メドューサの顔を決して見ないように、楯に映るメドューサの姿をたよりに、みごとメドューサの首を切り落とすことができました。

この時、流れ出た血から天馬ペガスス(ペガスス座)が誕生しました。ペルセウスは、メドューサの首を持ってペガススに乗り、大空を飛んで故郷に帰りました。

ペルセウス座の見つけ方

ペルセウス座の見つけ方
図:ペルセウス座の見つけ方

秋の夜空に、ペルセウス座を探してみませんか?

秋の大四辺形をガイドにした、ペルセウス座の見つけ方、秋を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

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