ポンプ座について

ポンプ座は、科学実験に使う真空ポンプの形を表した春の星座です。
18世紀に活躍したフランスの天文学者ラカイユが設定した科学道具シリーズの1つです。4等星以下の暗い星で形作られるため、見つけるのは難しいかもしれません。
ポンプ座 基本データデータの見方
和名 | ポンプ座 |
---|---|
学名 | Antlia |
略符 | Ant |
設定者 | ニコラス・ルイ・ラカイユ |
概略位置 | 赤経:10h0m0s 赤緯:-35° |
面積 | 239平方度 |
---|---|
20時正中 | 4月16日ごろ |
正中高度 | 約19° |
主な季節 | 春 |
肉眼星数 | 約40個 |
ポンプ座にまつわる神話
新しい星座なので神話はありません。
ポンプ座の見つけ方
ポンプ座の季節は春。4月中旬の午後8時頃には南の空20°ほどの高さに昇り、見ごろを迎えます。
冬の大三角を作るおおいぬ座の1等星シリウスと春の大三角を作るおとめ座の1等星スピカとのちょうど真ん中あたりに、4つの4〜5等星が少し歪んだ「へ」の字に並んだポンプ座が見つかります。分かりやすい形をしていますが、暗い星で形作られるため、見つけるのは難しいかもしれません。
ポンプ座は、南西から南東にかけて天の川に添うように横たわる巨大なうみへび座に対して、コップ座のちょうど反対側にあります。
※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。