ろ座について

ろ座(炉座)は、化学実験用の炉の形を表した星座です。おもに南半球で見ることができる南天の星座で、18世紀に活躍したフランスの天文学者ラカイユが設定した科学道具シリーズの1つです。
エリダヌス座を挟んでちょうこくぐ座の反対側にありますが、明るい星が無いので見つけるのは難しいでしょう。
ろ座 基本データデータの見方
和名 | ろ座(炉座) |
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学名 | Fornax |
略符 | For |
設定者 | ニコラス・ルイ・ラカイユ |
概略位置 | 赤経:2h30m0s 赤緯:-33° |
面積 | 398平方度 |
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20時正中 | 12月24日ごろ |
正中高度 | 約21° |
主な季節 | 冬 |
肉眼星数 | 約60個 |
ろ座にまつわる神話
新しい星座なので神話はありません。
ろ座の見つけ方
ろ座の季節は冬。12月下旬の午後8時頃には南の空20°ほどの高さまで昇り、見ごろを迎えます。
南東の空でひときわ明るく輝くおおいぬ座の1等星シリウスと、南西の空で輝くみなみのうお座の1等星フォーマルハウトを目印に、そのちょうど真ん中あたりにろ座が見つかります。近くには目印となるような星がなく、4等星以下の暗い星で形作られるため、見つけるのは難しいかもしれません。
※上の星図は20時正中時の星空を表しています。半月前の21時、1ヶ月前の22時、2ヶ月前の24時とほぼ同じ星空となります。
冬の大三角をガイドにした、冬を代表する星座たちの見つけ方をご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。