とも座について

とも座(船尾座)は、大きな帆船の船尾の形をした南天の星座です。
18世紀に活躍したフランスの天文学者ラカイユが設定した17星座の1つです。おもに南半球で見ることができる南天の星座で、おおいぬ座のα星シリウスの東、冬の淡い天の川が南の地平線へ流れ下るあたりに、三角形と四角形が組み合わさるように星が並んでいます。
ギリシャ神話に登場する大帆船アルゴー号に由来するアルゴ座が4つに分割されてできた星座(りゅうこつ座、とも座、ほ座、らしんばん座)の1つですが、とも座だけでは形をとらえにくいので、4つの星座を合わせて大きな帆船をイメージした方が良いでしょう。
とも座 基本データデータの見方
和名 | とも座(船尾座) |
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学名 | Puppis |
略符 | Pup |
設定者 | ニコラス・ルイ・ラカイユ |
概略位置 | 赤経:7h40m0s 赤緯:-32° |
面積 | 673平方度 |
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20時正中 | 3月12日ごろ |
正中高度 | 約22° |
主な季節 | 南 |
肉眼星数 | 約230個 |
とも座にまつわる神話
新しい星座なので神話はありませんが、分割される前のアルゴ座(またはアルゴ船座)には、巨大な帆船アルゴー号に乗り黄金の羊の毛皮を求めて旅をする、アルゴ遠征隊の壮大な冒険物語が伝えられています。