アルゴ座について

アルゴ座

アルゴ座は、プトレマイオスが設定した48星座の1つです。ギリシャ神話に登場する大帆船アルゴー号に由来する星座で、おもに南半球で見ることができる南天の星座ですが、あまりに大きかったために、現在は、りゅうこつ座とも座ほ座らしんばん座の4つに分割されています。

アルゴ座 基本データデータの見方

和名アルゴ座
学名Argo
略符Arg
設定者プトレマイオス(トレミー)
概略位置赤経:8h40m0s 赤緯:-62°
面積1888平方度
20時正中3月27日ごろ
正中高度約-8°
主な季節
肉眼星数約690個

アルゴ座にまつわる神話

ギリシャ神話では、大勢英雄たちが大帆船アルゴー号に乗って航海する壮大冒険物語が伝えられています。

テッサリアのイオルコスの王子イアーソーンは、いころ、反逆者ペリアースによる監禁からのがれ、ケンタウルス族の賢者ケイローン(いて座)の元で育てられました。成人したイアーソーンは、王位を取り戻すためにイオルコスに戻ります。イアーソーンの帰還に驚いたペリアースは、イアーソーンに王位を渡す条件としてコルキスにある金毛の羊(おひつじ座)の毛皮(金羊毛)を持ち帰るように命じます。

冒険の旅に出るにあたり、イアーソーンは船大工のアルゴスに巨大な船の建造依頼します。この船は、アルゴスにちなんでアルゴー(快速という意味)と名付けられ、乗組員がギリシャ全土から集められました。この時、集められた50人をこえる乗組員はアルゴナウタイ(アルゴーの船員)と呼ばれ、88星座にも登場するヘルクレス(ヘルクレス座)、双子のカストルとポルックス(ふたご座)、アスクレピオス(へびつかい座)、オルフェウス(こと座)などの勇者たちも冒険に加わりました。

イオルコスを出航したアルゴー号は、途中、いくつかの島に立ち寄り、歓待を受けたり、戦いをんだりとさまざまな冒険をします。ヘルクレスが島に取り残されたり、難所で船の一部がれたりしましたが、何とか、コルキスにたどりつくことができました。

コルキスでは、イアーソーンがコルキス王アイエーテースに金羊毛を渡すよう頼んだものの、難題をつきつけられます。イアーソーンに恋した王女メーデイアの助けをかりて、金羊毛を守るドラゴンを眠らせ、金羊毛を手に入れることに成功します。アイエーテースの船団にわれながらも、何とかコルキスを脱出したアルゴー号は、イオルコスへの帰路につきます。

帰りの航海では、怪物カリュブディスやスキュラに襲われたり、嵐によって砂漠まで打ち上げられてしまったりと、さまざまな困難遭遇します。神々の助けやアルゴナウタイのチームワークによって難をのがれ、4ヶ月の航海の末、イオルコスへ戻ることができました。

あらすじを簡単にまとめましたが、神話にはさまざまな神々や妖精英雄が登場し壮大な冒険をくり広げます。アルゴ遠征隊の神話として伝えられるこの冒険物語は、映画「アルゴ探検隊の大冒険(1963)」のベースにもなりました。

アルゴ座を構成する星座件)