火星は地球の1つ外側をまわっていて、大きさは地球の半分ほどの赤い惑星です。

英語では、古代ローマの神話に登場する戦いの神に由来するマーズ(Mars)と呼ばれ、肉眼でも赤く輝いて見えることから「赤い惑星(Red Planet)」とも呼ばれています。

1960年代後半からのマリナー探査機やバイキング1号の火星着陸、近年では、マーズ・パス・ファインダーやキュリオシティ探査機による地表の分析など、数多くの探査機が調査を行っており、地球以外で最も良く調べられている惑星です。

火星の姿

地表には水は無く、赤茶色の砂でおおわれた砂漠のような地形が続きます。さまざまな観測で水が流れたような地形が見つかっていることから、昔は地球のように川や海があったと考えられています。また、火星の南極北極にあたるところには、白く輝く極冠と呼ばれる氷の固まりがあります。

火星の極冠
イメージ:火星の極冠

火星には、フォボスとダイモスという2つの衛星があります。地球のにあたるものですが、その大きさは小さく、月の100分の1程度です。

火星は、太陽のまわりを楕円を描きながらまわっているため、およそ2年2ヶ月ごとに地球に接近し、さらに、15~17年ごとに大接近します。2003年8月の大接近は5万7千年に1度の非常に条件の良い大接近であったため、普段は小さく見える赤い火星がより大きく明るく見えて、世界中が火星ブームとなりました。

観測メモ

火星が地球に接近している時期が観測のチャンスとなります。倍率の高い天体望遠鏡で火星を観察すると、南極と北極にある白い極冠も観察でき、見る時期によってその大きさが変わっていくことが分かります。 火星にも地球のような季節の変化があり、気温の上昇などによって氷が溶けて大きさが変わるようです。

基本データデータの見方

半径3.389 x 103 km(地球の約0.532倍)
質量6.417 x 1023 kg(地球の約0.107倍)
体積1.631 x 1011 Km3(地球の約0.151倍)
表面積1.444 x 108 Km2(地球の約0.283倍)
表面温度-87℃~-5℃
自転周期1.026 地球日
太陽からの平均距離 2.279 x 108 Km(1.524 AU)
近日点距離 2.067 x 108 Km(1.381 AU)
遠日点距離 2.492 x 108 Km(1.666 AU)
公転周期686.98 地球日
衛星フォボス、ダイモス